都バス100周年イベントに参加したら人気っぷりがヤバイ! シークレットツアーの抽選倍率はなんと67倍!!

この記事をまとめると

■2024年1月20日(土)に行われた「都営バス100周年記念イベント」に筆者が参加した

■数々の100周年を祝うイベントやブースが用意されバス愛好家は楽しんでいた

■東京以外のバス愛好家も訪れており海外からも来場していた

今、都バスがアツい!

 1923年に発生した関東大震災にて当時の東京市内(現東京都内)を走る路面電車が壊滅的な被害を受けた。そこで当時の東京市(現東京都)は1924年1月18日に、路面電車に代わる応急的な市民(現都民)の移動手段確保のために乗合自動車路線バス)の営業運行開始を行った。そして2024年1月18日に、都営バスが営業運行開始から100周年を迎えた。そこで2024年1月20日東京都港区にある東京タワー内特設会場において「都営バス100周年記念イベント」が開催された。

都営バスの走行写真

 会場には歴代の都営バスの塗装デザインをラッピングした路線バス5台と、100周年オリジナルラッピングを施したラッピングバス1台の計6台が展示された。そして展示されるだけではなく、このバスそれぞれに特別コースが用意された「都営バス100周年記念シークレットバスツアー」も実施された。シークレットバスツアーは事前応募となっていたのだが、180名の募集人員に対し、1万2082名(倍率は約67倍)の申し込みがあったとのこと。

 イベントでは前述した6台のフロント上部にある行先方向幕(行き先や運行系統番号を表示する電光装置)の特別表示を行う「点灯式」及び、その後の「シークレットバスツアー出発式」がメインイベントとなっていた。点灯式にはコラムニストの泉 麻人氏(都バス広報誌へコラムを掲載、バスに関する造詣が深い)と、小池百合子東京都知事がゲストとして登壇。「Since 1924」、「ありがとう」、「100周年」、「これからも」、「この街と皆さまと」と歴代塗装ラッピングを施した5台のバスで表示し、さらに特別ラッピングを施したバスには100周年記念特別表示が点灯された。

特別なラッピングをして感謝の言葉を表示している都営バス

 その後泉 麻人氏をゲストに迎え、シークレットバスツアーの出発式が執り行われた。出発に際して泉氏がツアーに参加するためバスに乗車して無事に出発式も終了した。

日本全国に「都バス」ファンは存在する!

 会場にはバスの展示のほか、「都営バス100年の歩み」や、100周年記念ノベルティ・広報誌「乗り隊歩き隊」100周年記念号配布、「都営物販」、「交通局職員採用PRコーナー」などのブースも用意され、展示されているバスの撮影だけではなく、都営バスマスコットである「みんくる」限定ぬいぐるみの販売なども行われ、多くのバス愛好家や家族連れなどの来場者でにぎわっていた。

 東京都内で営業運行する都営バスだが、全国から東京へ仕事や観光などで訪れる人が多いことあり、その知名度は全国区といってもよくファンも多い。沖縄県から定期的都バスに乗るために東京を訪れるファンもいると聞いたことがある。また会場内には海外からきた都営バスファン(日本の路線バスファン?)も目立っていた。

運行中の都営バス

 かくいう筆者も路線バスをこよなく愛するひとりであり、都営バスはそのお気に入りのひとつ。仕事の移動や合間には積極的に「乗りバス」して楽しんでいる。今回は取材として訪れたのだが、会場で多くの「バス愛好家」に出会ったりもして、大変充実した時間を過ごすことができた。

都バス100周年イベントに参加したら人気っぷりがヤバイ! シークレットツアーの抽選倍率はなんと67倍!!