イタリア代表のストライカー陣が所属クラブで数字を伸ばせていない。イタリアカルチョメルカート』が問題提起している。

今夏ユーロ2024を控えるイタリア代表。いくら過去2回のワールドカップ(W杯)に出場できていないと言っても、そこは欧州王者。通算3度目の優勝、同国史上初の連覇に期待が懸かる。

ここで、ルチアーノ・スパレッティ監督就任後の全3回の代表活動(昨年9月・10月・11月)に1度でも招集され、センターフォワードとして1分でもプレーした選手を並べてみよう。(指揮官は全6試合とも[4-3-3]を採用)

チーロ・インモービレ(ラツィオ)
今季リーグ戦:22試合6得点
国際Aマッチ通算:57試合17得点

ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ)
今季リーグ戦:25試合3得点
国際Aマッチ通算:24試合6得点

ジャンルカ・スカマッカ(アタランタ)
今季リーグ戦:19試合6得点
国際Aマッチ通算:15試合1得点

マテオ・レテギ(ジェノア)
今季リーグ戦:19試合6得点
国際Aマッチ通算:4試合2得点

カルチョメルカート』は「危機に瀕する攻撃陣。2月末の段階で、ストライカーは誰一人2ケタゴールまで到達せず。スパレッティは誰をユーロへ連れていき、誰を振り落とすのか」と問題提起。

そう、4者ともそれぞれクラブでの立ち回り・役割の影響であったり、ケガの影響であったりと、あまりゴール数を伸ばせていないのだ。

ゴール数以外にも懸念点があり、34歳インモービレは最近隠せなくなった「衰え」、ラスパドーリは「ナポリで控え」、スカマッカは「代表での存在感に乏しい」などなど…

選手の“枠”を考慮すれば、少なくとも1人はユーロ行きを逃すことになりそうだが、カルチョファンのあなたがスパレッティ監督の立場なら、誰をチョイスするだろうか。