第39回インディペンデントスピリット賞の授賞式が2月25日(現地時間)に開催され、セリーヌ・ソンの長編初監督作「パスト ライブス 再会」が作品賞、監督賞に輝いた。

A24の「パスト ライブス 再会」は(グレタ・リー、ユ・テオ主演)は、離ればなれになった幼なじみの2人が24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた、米韓合作のラブストーリー。ソン監督が12歳のときに家族とともに海外へ移住した自身の体験をもとにオリジナル脚本を執筆し、メガホンをとった。同作は4月5日から日本公開される。

最多3冠を受賞したのは、アレクサンダー・ペイン監督が「サイドウェイ」のポール・ジアマッティと再タッグを組んだドラマ「ホールドオーバーズ(仮題)」。同作はダバイン・ジョイ・ランドルフが助演俳優賞、新人のドミニク・セッサがブレイクスルー賞、アイジル・ブリルドが撮影賞を受賞した。

米非営利団体Film Independent所属会員の投票によって決定するインディペンデントスピリット賞は、昨年から演技賞の性別区分を廃止。主演男優賞と主演女優賞に分けられていた部門を「主演俳優賞」、助演男優賞と助演女優賞は「助演俳優賞」にまとめられた。

主な受賞結果は以下の通り。

作品賞
「パスト ライブス 再会」

監督賞
セリーヌ・ソン「パスト ライブス 再会」

主演俳優賞
ジェフリー・ライト「アメリカン・フィクション

助演俳優賞
ダバイン・ジョイ・ランドルフホールドオーバーズ(仮題)」

脚本賞
コード・ジェファーソン「アメリカン・フィクション

ブレイクスルー賞
ドミニク・セッサ「ホールドオーバーズ(仮題)」

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