ラツィオで「マウリツィオ・サッリ監督vsクラウディオ・ロティート会長」の対立軸が再び浮かび上がってきた。『フットボールイタリア』が伝えている。

ラツィオは26日、セリエA第26節でフィオレンティーナに逆転負け。先制点のMFルイス・アルベルトが「1-0リードのハーフタイムの時点でさえ、勝利に値しなかった」と振り返ったほど、攻守にバランスを欠いた黒星だった。

そんなラツィオで2022年夏以降、たびたび繰り返されてきたのが、100%満足いく補強を求めるサッリ会長が、財布のヒモが堅いロティート会長への不満を報道陣の前でぶちまける、というもの。

序盤戦から苦しい戦いが続いてフィオレンティーナにも敗れた直後、「鎌田大地などをなかなか起用しないですが...」と問われ、サッリ監督が再び遠回しにロティート会長を攻撃。自らの責任を回避した。

「私が移籍市場をコントロールしているわけじゃない」

ここまではいつも通り。今回は、ロティート会長も地元紙を通じて、サッリ監督を名指しで言い返したのだ。

「チームは強力で競争力があり続けなくてはならない。サッリは常に言い訳を探すのではなく、チームと共に責任を引き受けるべきだ。移籍市場とフィレンツェの敗戦はなんら関係がない。シーズンが終われば、最終的に評価を下す」

契約を2025年6月、24-25シーズンまで残すサッリ監督だが、果たして。

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