建設DXサービス「SPIDERPLUS」を提供するスパイダープラス株式会社は、基本特許技術「建設帳票レイアウト自由変更」(以下、「本発明」)を取得したことを発表いたします。

 本発明は、すでにSPIDERPLUSに実装されている「帳票作成機能」の一部を構成する重要な技術です。SPIDERPLUSに記録された図面や写真等の情報を、タグを活用することで簡単に帳票や報告書として作成できます。また、タグを活用した仕組みにより自由自在に帳票レイアウトを変更できます。

 帳票作成機能により、ユーザーは事務所に戻らず現場で簡単に帳票作成ができる他、様々な帳票レイアウトに対応できるため、事務作業が大幅に効率化されます。

 当社は、テクノロジーが浸透した未来の建設現場を実現すべく、本特許も応用しながら建設現場作業のさらなる業務効率化を進めてまいります。

■特許概要

■ 本特許の背景/課題

 建設現場では工事の進捗に合わせた様々な検査の実施にあたり、報告書などの帳票を作成しています。帳票作成では検査時の写真や図面との紐づけ作業を各現場や委託者ごとに異なるレイアウトの帳票を使用しなければならないなど、帳票作成のために事務所で残業対応が発生する等の業務効率における課題がありました。

 そこで当社は、基本特許技術「建設帳票レイアウト自由変更」を開発し、SPIDERPLUSの「帳票作成機能」に当技術を活用しました。当社による計測では、帳票作成機能を活用することで現場の事務作業が20%~30%効率化したことを確認しています。

(SPIDERPLUSの帳票作成機能の紹介)
https://spider-plus.com/functions/basic/

■今後の展望

 本発明の活用によって、帳票や報告書が簡単に作成でき、現場担当者がコア業務により集中できるようになります。

 建設現場の長時間に渡る事務所作業の大幅な低減により、建設業の2024年問題、残業規制に対応し、建設業の働き方改革に貢献してまいります。

 スパイダープラスでは他にも多数の特許出願をしております。顧客価値を基点に知財戦略を推進することで、スパイダープラスだけにしか提供できない独自機能を拡大し、持続的な企業価値向上を実現します。

■CIPO(執行役員知財責任者)谷口将仁のコメント

 本発明は、建設帳票作成に関する現場事務作業を20%~30%効率化できるため、建設DX業界にとって非常に重要な特許と考えています。また、本特許の権利範囲は非常に広く、まさに基本特許と言えます。当社は、知財戦略によって業界No1の競争優位性を確立します。

 業界初の基本特許技術「建設帳票レイアウト自由変更」の活用により、独占的に「帳票テンプレートに予めタグを埋め込むことで自由自在にレイアウト変更して施工検査結果を帳票出力できる帳票作成機能」を提供できるようになるため、「SPIDERPLUS」の利便性が向上します。また、本発明を有望企業とのアライアンスにも活用してまいります。

■知財リリースについて

 持続的な企業価値向上における知的財産及び無形資産の重要性が高まっていることを踏まえ、スパイダープラスは、知財管理体制の構築と中長期の成長戦略及びプロダクト・ロードマップに沿った知財戦略の策定をしております。

 当該知財戦略のもと模倣困難性の高い機能群を構築し、また、取得した知的財産権については積極的な情報開示を行うことで、当社プロダクト及びサービスの提供価値を建設業界に発信してまいります。

知財戦略ページのURL:https://spiderplus.co.jp/about-us/ip/

配信元企業:スパイダープラス株式会社

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