水中で暮らす生き物を多数展示する水族館。館内では、飲食禁止等守らなければならないルールがあり、注意を呼びかける看板が見受けられる。
香川県のある水族館では、クセの強すぎる看板が注目を集めていて…。
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■香川県の水族館の看板、何かおかしい…
ことの発端は、あるXユーザーの投稿。内容としては、香川県にある四国水族館のイルカプール近くに掲出された看板が非常に個性的だというもの。
拡散された写真を見ると、イルカのイラストと共に「イルカに触れないでください」「餌を与えないでください」といった注意を促す文言が並んでいる。こうした注意書きは珍しくないが…。
「餌を与えないでください」のイルカのイラストをよく見ると、隣に丼に入ったうどんの絵が。 この手の注意看板では、お菓子やパンなどが描かれることが多い。
その点、四国水族館では、イルカとうどんという異色のコラボ(?)が実現しているのだ。
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■「クセが強すぎる」ネット民も驚き
香川といえば、本場・讃岐うどんがあまりにも有名。そんな地元の名産を注意看板に採用していることはネット上でも話題に。
「香川のイルカはうどん食べるのか…」「香川県民は讃岐うどんを常に携帯している」「どこまでもうどん県かよw」「クセが強すぎる」など、驚きの声が多数あがっている。
見る者に衝撃を与える看板はいかにして作られたのか。四国水族館に取材したところ、「うどん県」らしさが窺えるエピソードが明らかになったのだ…。
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■看板設置の経緯は…
四国水族館の広報担当者によれば、件の看板は水族館がオープンした2020年当初から設置されているという。ユニークな看板を設置した経緯に関して、広報担当者は「注意喚起の看板は目に留まることが重要ですので、香川県らしくうどんのイラストを使って掲出しました。クスッと笑っていただきながらも、しっかりと皆さまに気を付けていただけたらと思い、設置しています」と説明する。
今回、Xで話題になったことも知っていたそう。広報担当者からは、「定期的に、Xで『やっぱり香川だね』『注意書きもやっぱりうどんか』など、つぶやかれているのを拝見します。これだけ注目して下さっているという事は、しっかりと注意喚起ができているのかなと感じています」という笑顔のコメントも寄せられている。
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■「うどん県」ならではの魅力が…
香川県では、同県内を走る高松琴平電気鉄道(通称:ことでん)のマスコットキャラクターとして、イルカをモチーフにした「ことちゃん」が高い人気を誇る。地元のPRのためか、「ことちゃん」がうどんを食べるイラストが描かれることも少なくない。
実際、イルカはうどんを食べるのだろうか。こちらの疑問をぶつけると、広報担当者からは「イルカはうどんを食べません。もちろん、うどんを与えてもいけません」という回答が。改めて、看板の注意書きを守るようにしよう。
話題になった四国水族館は、うどん県ならではの魅力も…。「館内の飲食店舗では本格的な讃岐うどんを食べられます。また、ミュージアムショップではサメの軟骨をパウダー状にしてうどんに練り込んだ『鮫うどん』やうどんと生きものをモチーフにした商品も販売中です」(広報担当者)。
過去には、薬物禁止を呼びかけるポスターにうどんを採用するなど、「うどん愛」に溢れた香川県。同県を訪れた際はぜひ、四国水族館に立ち寄ってほしい。
【施設詳細】
『四国水族館』香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4 (宇多津臨海公園内)※詳細は公式ホームページ
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■執筆者プロフィール
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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