東アフリカに位置するウガンダ共和国は、プロレス競技が盛んだ。しかし資金がないため、選手たちは硬い土や草の上での競技を余儀なくされており、リング建設のための寄付を募っている。『indy100』がレポートした。
■ウガンダでプロレスがブーム
ウガンダには、YouTubeチャンネル「SoftGround Wrestling Uganda (SGW)」が運営するプロレス団体がある。同団体は東アフリカのプロレスをプロモーションするために設立され、チャンネルでは男性選手と女性選手が繰り広げる競技が視聴できる。
こうしてYouTubeやX(旧・ツイッター)などの媒体を通し、徐々に広まりつつあるウガンダのプロレスだが、選手たちは土や草の上での競技を余儀なくされているという。そこで同団体はリング建設の費用を稼ぐため、寄付プラットフォーム『GoFundMe』で募金プロジェクトを立ち上げた。
当初の目標金額は1万ドル(約150万円)だったが、2月中旬の時点ですでに目標は達成している。
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■有名レスラーも寄付に参加
この募金プロジェクトには、イングランドのプロレスラーで新日本プロレスでも活躍して有名になったウィル・オスプレイ選手が、2,000ドル(約30万円)を支援した。
またImpact WrestlingやAll Elite Wrestling(AEW)などのプロレス団体で活躍している女子プロレスラーのジョーディン・グレース選手も、プロジェクトに賛同している。
さらにフェイスペイントや独特のスタイルで人気を博すAEWのダンハウゼン選手が、ウガンダのプロレスに参加したい意志があることを、メディアに話したという。
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■プロレスはウガンダのコミュニティ
SGWのアメリカ代表のアンバサダーになったジェイクさんは、多くの人たちと同じようにXの投稿でウガンダの選手たちの存在を知ったのだという。そこでもっとこの活動を知りたいという気持ちから、チャンネルの創設者であるブンバッシュ・ダニエルさんと連絡を取った。
そしてジェイクさんは、ウガンダの選手たちがプロレスのプロモーションのために使っている土地は地主から借りており、資金不足により思うように運営を進めることができないのが現状だと知らされ、胸が痛んだという。
GoFundMeのページでジェイクさんは、「ウガンダの人にとって、プロレスは地域のコミュニティなんです。彼らの才能を披露するために皆さんの力が必要です」と、募金プロジェクトへの援助を呼び掛けている。
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