●『松屋』の限定メニュー「シャリアピンソースハンバーグ定食」が旨いとの噂。さっそく行って食べてきたので、その味わいをレポートします。
牛めしやカレーでおなじみ『松屋』では、いま期間限定で「～ドフィノワーズを添えて～ シャリアピンソースハンバーグ定食」（以下「～ドフィノワーズを添えて～」を略） が販売されています。
ハンバーグに、玉ねぎとにんにくの旨みが凝縮した“和風仕立てのシャリアピンソース”をたっぷりとかけ、さらに松屋流にアレンジしたジャガイモのグラタン「ドフィノワーズ」（フランスの郷土料理）を添えた「シャリアピンソースハンバーグ」をメインに、サラダと味噌汁、ご飯がセットになったボリューミーな構成。
一足早く実食を済ませたグルメ系SNS界隈では「ご飯が止まらない」「シャリアピンソースだけで飯がナンボでも食える」など、それなり以上の好評を博しています。果たして評判通りのナイスな美味しさを体感することができるのか？ 実食にて全容＆テイストを、詳しくリポートさせていただきます！
「シャリアピンソースハンバーグ定食」を実食！
今回は、カウンターに着席して待機。ほどなくしてサラダ、味噌汁、ご飯、そして主役の「シャリアピンソースハンバーグ」が順繰りに並べられて準備は完了。
ファーストタッチはもちろんシャリアピンソース。玉ねぎから来ているであろう、甘味感のある美味そうな香りが漂ってきます。スプーンですくってペロッとひと口……うまっ、そして濃ゆっ！ 濃縮された玉ねぎの甘味と柔らかな食感、ソースの強い旨みと醤油系の味わい（これが和風仕立てたる所以でしょう）が、口の中を一気に蹂躙します。
旨みの要素は恐らくにんにく由来と思われますが、玉ねぎの甘味とソースの旨味が強くにんにく感はほとんど感じられません。さらにスライスされたマッシュルームが入っていて、味と食感にアクセントを加えます。
この流れで、そのままハンバーグへ。こちらは箸でカットして、ソースを纏わせたところをパクっとひと口。挽き肉が粗めで、肉々しい味わいと肉汁、そこから来る旨みが、噛みしめると同時にじゅわっと広がります。
『松屋』のハンバーグは、これが特徴にして大きな強み。シャリアピンソ―スに負けず、自身の美味しさを口の中でしっかりアピールしてきます。もちろん、ご飯との相性も抜群。ソースがかかったハンバーグ一切れで、何杯でもご飯が進みます。なるほど、これは確かにご飯が止まらない。
お冷やで軽くリセットして、もうひとつの気になる存在「ドフィノワーズ」をチェック。ジャガイモのグラタンですね。バーナーで軽く焦げ目が付けられていましたが、どうやら表面のチーズを焼いている模様。箸でリフトすると、みよ～んとチーズが糸を引きます。味のほうは、ジャガイモは、ほくほく感が残っているところと、クリームソース＆チーズと一体化してとろみ要素になっているところがあります。
塩気はほとんどなく、ミルキーかつクリーミーな優しい味わいは、例えるなら「温かいポテトサラダ」。単独でも美味しく食べられますが、もしかしたらシャリアピンソースの強い味わいをマイルドにする味変の役割も担っているのかもしれません。ハンバーグやご飯と一緒に食べても何ら違和感がなく、むしろ食べやすさはアップします。
別添えのサラダにもシャリアピンソースをつけて美味しくいただきました。最後は味噌汁でお口をさっぱりさせて無事完食。ごちそうさま！
まとめ
今回のメニューにおいて、ハンバーグ以上の主役感があるシャリアピンソース。とにかく味の濃さと強さが半端ないレベルなんですが、面白いのはその味が口の中にいつまでも残らないところ。単独でも、ご飯やサラダと一緒に食しても、味がスッと消えてくれます。だから口の中で「もう充分です」とはならず、ご飯がまた進んじゃう……といった感じになるんですよ。
そして付け合わせ以上の存在感がある「ドフィノワーズ」。塩気がほとんどなく、クリーミーでチージーな味わいがシャリアピンソースの強烈なパンチを弱めてくれます。スムーズかつ美味しかったと思える食後感に至ったのは、これがあったおかげじゃないかと思った次第です。
美味しくて、ボリュームもバッチリ備えた「シャリアピンハンバーグ定食」。実食の際はお腹を空かせて松屋に向かうことをオススメします。なお、派生メニューとして目玉焼きがトッピングされた「エッグシャリアピンハンバーグ定食」（940円）と、たっぷりのとろとろチーズが乗せられた「チーズシャリアピンソースハンバーグ定食」（1050円）も用意されているので、こちらもぜひチェック＆チャレンジしてみてください！
（撮影・文◎河西まさあき）
●DATA
シャリアピンソースハンバーグ定食
期間：2024年2月20日（火）～3月19日（火）午前10時まで ※期間限定
販売：一部店舗を除く全国の『松屋』
https://www.matsuyafoods.co.jp/
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