小田井涼平がMCを務める「小田井涼平のあい旅」(毎週木曜夜8:00-9:00、BSJapanext<263ch>)。2月22日の放送回では、小田井が三重県の伊勢&鳥羽を訪問した。心のふるさととしても知られている「お伊勢さん」を巡ったほか、SNSで話題の「天空ポスト」で妻・LiLiCoへ直筆の手紙を仕立てるシーンも。

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■心のふるさと「お伊勢さん」

旅のスタートは、“心のふるさと”といわれている伊勢神宮。大きな鳥居の前で「お邪魔します」と一礼した小田井は、さっそく拝殿を目指して進んでいく。“お伊勢さん”と親しみを込めて呼ばれる伊勢神宮。その起源は約2000年前、大和から皇祖神・天照大御神の御杖代として旅した倭姫命が、五十鈴川ほとりに皇大神宮を定めたこととされている。

また正式名称は「神宮」といい、有名な内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)を中心に合計125社からなる一大施設なのだ。歩みを進めた小田井の目の前に、参拝前に口や手を清めるための手水舎が目に入る。ずらっとひしゃくが並ぶ手水舎の大きさに、小田井は「でかいな、やっぱり」と驚きの声を上げた。

正しいやり方を教えてもらいながら、無事に手と口を清める小田井。準備が整うとさらに歩みを進め、正宮へ。その道中、小田井が注目したのは参道に生えている立派な木々たちだ。

立ち並ぶ木の樹齢は、約400年から800年といわれている。また基本的に参道に生えている木は一度も切らない方針なのだとか。小田井は1本の木を見上げ、「立派な木やな…。すごいな、これ。上が見えないですけれど、これ、上1回も切ってないですよね」と何気ない参道の風景から感じられる歴史の重みを、じっくりと観察していた。

そこへ、東京から来たと話す観光客が。観光客から伊勢神宮だけを巡るツアーに参加していると聞いた小田井は、「どう?(伊勢神宮の)中に入ってみると全然ちゃいます?」と伊勢神宮の感想を尋ねる。

すると観光客は口々に「空気がいいですよね」と回答。小田井も入り口から伊勢神宮の空気のよさを感じていたようで、「僕も入ってきた瞬間から心が洗われると言うか…普段、芸能界という汚れたところで過ごしているんで(笑)」と、小田井らしいジョークが飛び出す。

観光客や番組スタッフからも笑いが起こると、小田井は満足そうな笑みを浮かべた。その後たどり着いた天照大御神が祭られている正宮は、神宮の中でも神聖な場所。そこで小田井はカメラを置いて1人で参拝することに。真剣に参拝を終えた小田井の表情は、どこかすっきりとしているように見えた。

■SNSで話題の「天空ポスト」

続いて小田井が訪れたのは、大パノラマの超絶景「朝熊山頂展望台」。展望台からは鳥羽の景色が一望でき、小田井は「いいね…ホンマ」と感動したような声をもらす。また小田井を驚かせたのは、同展望台のほど近くに設置されていた真っ赤な郵便ポストだ。

同ポストは「天空ポスト」として知られており、若者を中心に人気を集めるSNSで話題のスポット。山頂では絵葉書セットが販売されているため、小田井もはがきを購入して手紙を書くことに。愛する妻・LiLiCoへ宛てて、愛のメッセージを書き記していた。

小田井は照れくさそうに笑いながら、「届くといいですよね」とコメント。本当に標高500mに位置する「天空ポスト」からはがきが届くのかという心配かと誰もが思うなか、小田井は「住所に自信がないんですよね(笑)」ととんでもないオチをつける。

ポストにはがきを投函した小田井は、その先にある足湯を堪能することに。絶景を見ながら足湯というなかなか体験できないシチュエーションに、小田井は「ないな、このぜいたくさはないな」と感動していた。

■小田井がさまざまな人にプレゼントする最高の思い出

人気芸能人との出会いは、旅の思い出になる場合も多い。常の旅からすれ違う人とコミュニケーションを欠かさない小田井だが、三重の旅では一層多くの交流が見られた。

伊勢神宮を参拝したあと、小田井はレトロな雰囲気漂う「おはらい町」を散策することに。道中も観光客に進んで声をかけ、テンポのいいトークを繰り広げる小田井。「ここ何屋さん?」と“コロッケ道場”の店員に気さくに話しかけつつ、見せてもらったメニューの豊富さに驚かされる。

松阪牛スタミナコロッケ”を注文した小田井は、店内に向けてテンション高めに「わー!」と手を振る。どうやら、小田井を見つけた女性が店の中でうれしそうに声を上げ、手を振っていたようだった。小田井は、コロッケができあがるまでの間、女性とトークをすることを決めたようす。

小田井が「お手伝いしてんの?」と問うと、女性は「アルバイトしています」と興奮気味に応える。ピークは忙しくなるんじゃないかと聞く小田井に、女性は「平日は暇なんで」と、テンポよくトーク。しかし話が進むにつれ、女性は“コロッケ道場”のアルバイトではなく隣の店のアルバイトであることが判明する。

コロッケ道場”について聞いていた小田井は、「なんなん?(“コロッケ道場”と)関係ないの?(笑)」と笑いながらツッコむ。そんな小田井の気さくな姿勢にに、女性はうれしそうににこにこと笑っていた。

今回放送に乗った女性以外にも、小田井との交流で旅に彩りを加えた人は多いはず。だがそれと同じように、小田井の旅もさまざまな人とのコミュニケーションで色づいている。持ちつ持たれつの旅の景色こそが、小田井が視聴者に見せたい旅の魅力なのかもしれない。

小田井涼平が“天空ポスト”からLiLiCoへ愛のメッセージを送るも、「届くといいですよね」と自信なさげな理由/※提供画像