山本望叶主演のドラマ「アイドル失格」(毎週土曜夜11:00-11:30、BS松竹東急/TVerDMM TVにて配信)の第7話が2月24日に放送された。第7話では、実々花(山本望叶)の“繋がり”について、サヤ(泉綾乃)と話す様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】天使のようなかわいさ…カメラに向かってダブルピースするNMB48・山本望叶

■「アイドル失格」とは

NMB48・安部若菜によるデビュー小説『アイドル失格』(KADOKAWA)を実写化ドラマ化した本作。“アイドル×オタク”の禁断の恋を描いており、人気アイドルでセンターを務める主人公・小野寺実々花がある出来事をきっかけに、熱心なオタク・吉野ケイタと交流を重ねていく。

本作で実々花が所属するアイドルグループ「テトラ」のメンバーには、原作者の安部と同じNMB48のメンバー4人が抜擢。不動のセンター小野寺実々花役にはNMB48の次世代ビジュアルエースと名高い山本望叶がドラマ初主演を果たす。そして実々花のライバル・一ノ瀬萌役を川上千尋が、ムードメーカーの空野あかり役を上西怜が、リーダーの川嶋サヤ役を泉綾乃がそれぞれ担当。また、実々花に“ガチ恋”するオタク・吉野ケイタ役は、舞台やドラマ、映画など多方面で活躍する俳優・小林亮太が演じる。

その他にも、ケイタの幼馴染・山田咲良役の美山加恋、ケイタのバイト先の店長・笹山健志役の本田博太郎、実々花と共演する人気イケメン俳優・立花廉役の内藤秀一郎に加え、塚本高史、カミヤサキ、池田努、みやなおこ、渋江譲二、青柳尊哉、大津尋葵、宮下修司、菊田万琴、しずる(KAZMA・村上純)、三浦マイルド、石橋遼大(四千頭身)といった豪華な顔ぶれが勢揃い。2023年12月にNMB48を卒業した渋谷凪咲も、ゲストキャストとして出演する。

■サヤから“テトラに対する本気の思い”を聞かされる実々花

前話で実々花(山本望叶)と水族館デートをしたケイタ(小林亮太)は、後日バイト先でも顔をニヤつかせながら「楽しかった」と幼馴染の咲良(美山加恋)に報告する。熱帯魚店の店長・笹山(本田博太郎)は「付き合えば良いんじゃないの?」と言うが、咲良は嬉しそうなケイタを見てどこか浮かない様子だった――。

一方、実々花(山本望叶)たちテトラメンバーは、テレビ番組の収録で商店街に来ていた。サヤ(泉綾乃)に「繋がってるでしょ?」と勘付かれた実々花はさらに、「水族館の後、まっすぐ帰ったの?集中して。ただそれだけ」と忠告を受ける。

それに対し、実々花もサヤが大事にしている“指輪”について指摘。彼氏の存在を言及すると、サヤは「私はテトラやるために切ったから」ときっぱり言い放つ。

サヤいわく、身につけている指輪は“お守り”のようなもので、ようやくテレビ番組にも呼ばれ始めたテトラメジャーになりたいという。そして「実々花はそうじゃないの?」と聞かれ、実々花は思わず黙り込んでしまうのだった。

■実々花からの思わぬ返信に落ち込むケイタ…

ケイタから「お店で餌とかのプレゼントサービス始まったんだけど、良かったらこない?」とメッセージを受け取った実々花。しかしサヤの思いを聞いたことで、実々花は「ごめん、もう行けない」とだけ返信し、いつも以上にレッスンに気合を入れ始める。

一方、メッセージを受け取ったケイタは動揺を隠せない様子。「もともと勝手にガチ恋してただけでしょ」「前に戻っただけじゃん」と咲良に言われるが、「前に戻るって何?…無理かも。知っちゃったから」と切ない表情を浮かべていた。

そんな中、ケイタは友人のネギ(大津尋葵)から「彼女ができた」と伝えられる。1回目のデートで、ネギの“推し”である萌(川上千尋)の話ばかりしてしまい、その後断られ続けていたが、“告ってなかった”ことに気づき、思い切って告白したところ見事付き合うことになったという。そしてそれを聞いたケイタは、実々花に告白しようと決心するのだった――。

■覚悟を決めたケイタの告白に対し、実々花の反応は…?

後日、緊張した面持ちでテトラのツーショット会へ参加したケイタ。実々花とのこれまでの思い出を振返りながら、徐々に列が近づいていく。

そしていざ自分の番になると、実々花はとびきりの笑顔でケイタを迎える。しかしケイタが何を話しても上手くかわされ、他の人と同じような対応をしてくる実々花。そこで、ケイタは意を決して「大好きです」と震えながら告白するのだが、実々花は「ありがとう、私も大好きだよ」とアイドルスマイルを崩さず笑顔で応えるのだった…。

実々花の対応にショックを受けたケイタ。ツーショット会の帰り道では、水族館で買った実々花とお揃いの“ペンギンのストラップ”を握りしめ、その場に立ちすくんでしまう様子が映し出されていた――。

次回予告では、落ち込むケイタに咲良が「試しに付き合ってみる?」と突然告げるシーンや、実々花がドラマで共演するイケメン俳優・レン(内藤秀一郎)とデートをするシーンが描かれている。波乱の展開が続く「アイドル失格」第8話は、3月2日(土)夜11時より放送される。

■これまでのあらすじ

アイドルグループ「テトラ」のセンターを務める高校2年生の実々花は、アイドルとしての毎日に漠然とした違和感と不安を抱えていた。一方、夢や目標もなくいつも周りに合わせて生きている冴えない大学生・ケイタは、ある日知人に誘われたアイドルのライブで「テトラ」と出会い、実々花にガチ恋してしまう。

その後、「テトラ」のチェキ会で実々花と初めて話すことになったケイタだが、どういうわけか彼女に「死なないでね」と告げる。その一言が胸に刺さり、ケイタの存在が気になった実々花は、ファンとアイドルの垣根を超え、ケイタのバイト先である熱帯魚ショップへと向かうのだった…。

そしてケイタとの距離が縮まっていく中、ついに2人は水族館でデートをすることに。無事デートを終え、充実した表情を見せる実々花だったが、突如「テトラ」のメンバーであるサヤに“ケイタとの繋がり”を指摘されてしまう――。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

しずる・KAZMAの「Z」は正式にはストローク付き表記

「アイドル失格」第7話より/(C)BS松竹東急/KADOKAWA