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image credit:pimeyes

 ありとあらゆる情報を蓄え続けるネットの海には無数の画像が存在するが、知らぬ間に、自分の画像を公開されていたなんてことも少なくない。

 ネット上の自分の画像を確認するのに役立つ一方で、悪用されると危険なサイトが存在する。

 PimEyes は、「肖像権の奪還」や「オンライン上のユーザーの影響の監視」を目的とする逆画像検索サイトで、ユーザーが探したい顔写真をもとに、その人物画像のみならず激似の人の画像すべてをネットからピックアップするという。

【画像】 自分の顔の違法利用やプライバシーの侵害を防ぐ画像検索サイト

 PimEyesは、インターネット上の自分の写真を見つけ、違法な利用やプライバシーの侵害を防ぐための逆画像検索サイトだとうたわれている。

 このサイトでは、AIの顔認識技術などを利用して、特定の人物の写真をネット上の画像と照合、その人物はもちろん、その人物にそっくりな人物の写真まで見つけられる。

 使いかたは簡単で、探したい顔写真をPimEyesアップロードすると、ネット上の検索が始まり、探してる人物の写真をほぼ正確に特定して表示する。だが精度100%ではないため、その結果には本人によく似た他人もまぎれこむという。

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image credit:rowancheung/X

 なおアップロードは端末のカメラで撮影でもできる。また画像は保存しないとのこと。というかGoogleとかでも画像検索できるけどPimEyesはまた違うのかな。

実際に試したら不気味なほどの精度と速さにショック

 さて、その使い勝手はどうなのだろう?

 さっそく実際に試してみたとXで報告してたのは、AIの最新情報提供サービス The Rundown AI の創始者であるローワン・チャンさんだ。

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自分でやってみてそのスピードと正確さにショックを受けた。もう不気味なくらいだ

有料で画像の出所をつきとめ削除も可能

 もし特定された写真がアップロードの覚えがないものだとしたら、次に知りたくなるのはやはり画像の出所だろう。

 PimEyesではその出所も調べてくれるが、そこからのサービスは有料で月額29.99ドル~299.99ドル(約4,500円~45,000円)のプランを選ぶことになる。

 PimEyes の目的は、侵害されている人々の肖像権を取り返して守ることや、オンライン上のユーザーに対する影響への監視だが、有料のサービスを使えば前述の出所の特定のさらに先、見つかった自分の写真を削除する機能まで提供してくれる。

 PimEyes では、自分の写真がネット上にアップロードされた時に通知を受け取るアラート設定ができる。そして通知を受けたユーザーが望めば、PimEyes が専門的なサービスと協力することで、掲載元から問題の写真を削除できるそうだ。

 これを実際に試したというソーシャルメディアエキスパートクリスティン・ルビーさんがローワンさんにこうコメント。

私は PimEyesが好き。このツールには賛否両論あるけど、私の顔を無断で使った人を発見するには最高のツールの一つ。発見したら削除通知を送ってるわ

目的と裏腹に悪用されるリスクを示唆する声も

 しかし本来の目的とは裏腹に、この技術がストーカー行為に悪用されるリスクがあるという声もあり、物議をかもしている。

 ローワンさんは、見知らぬ人が利用者のことをすべて知ってしまう可能性があると示唆。またXユーザーのスー・シュレベールさんもこうコメント。

ストーカーにとっては夢のよう

 そのため、PimEyes の利用規約には、利用者の中でストーカー行為や子供のプライバシー権の侵害などの悪用が明らかになった場合、そのアカウントは払い戻し無しで永久に停止されると明記されている。

最新の技術とAIと機械学習で、ネット上からあなたの写真を発見し、詐欺師個人情報窃盗犯、あるいはあなたの画像を違法で使う人々からあなたの身を守るサポートをいたします
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 こう主張するPimEyes だが、不気味といわれる一方で、プライバシーの保護に役立つと評価されたり。複雑な立ち位置のサイトみたいだ。

 気になる人はPimEyes(日本語対応)をチェックだ。

 私も無料版で自分の顔画像を検索してみたところ、結構な頻度で発見されていた。面白いのは自分そっくりの人が何人も見つかったことだ。

 デジタルタトゥーと言われているように、若気の至りでネット上に公開してしまった画像が消えることはない。それを突き止める方法も簡単だというのだから怖い。

 悪用されることもあるので、自分の居場所がわかってしまうような顔が写っている画像はネットに公開しないほうがよさそうだ。

References:indy/pimeyesなど /written by D/ edited by parumo

 
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これは怖い。1枚の顔画像からネット上にあるその人物の画像をすべて見つけ出すサイトが存在する