ディズニープラス「スター」オリジナル韓国ドラマシリーズ「予期せぬ相続者」が、2月28日より独占配信を開始した。同ドラマについて26日、韓国・ソウルで制作記者会見が行われ、主演のイ・ジェウク、イ・ジュニョン、ホン・スジュとミン・ヨンホン監督が、ドラマの見どころやキャラクターの魅力について語った。

【写真】圧倒的なオーラを放つ、主演のイ・ジェウク&イ・ジュニョン&ホン・スジュ

■「予期せぬ相続者」ストーリー

今作は、巨大財閥グループのオーナーの隠し子イナ(イ・ジュニョン)と、“殺人者の息子”のレッテルを張られた青年テオ(イ・ジェウク)、貧乏育ちのヘウォン(ホン・スジュ)。社会の頂点に立つべく、危険なプロジェクトを画策した3人の若者の運命を描くリベンジ・ミステリー。

■ 作品の見どころについて「推理しながら観ると楽しいドラマです」

作品の見どころについてミン監督は「韓国トップの座に立つという欲望を持ち、同盟を結んだ若い男女が、 成功のために何を選択し、どんな風に困難を乗り越えていくのか、その先にはどんな未来が待っているのか。 それを推理しながら観ると楽しいドラマです。視聴者の方が、"自分だったらどんな選択をするだろうか"と考えながら観ることができるよう、見せ方にこだわりました。

また、韓国最大の財閥グループのトップにつくということがどれだけすごいことなのかを感じていただくため、財閥家の人々の家のセットや小道具にも気を遣いました。華やかな財閥世界にも注目していただきたいです」と語った。

そして、野心家のテオ役を演じたイ・ジェウクは「台本を読んだとき、とてもおもしろく興味深いと思いました。

演じる僕たちも推理しなければいけない部分も多く、次の内容が気になるあまり、監督に続きのストーリーを聞きに行ったりもしました。トップにのしあがるべく3人が経験する熾烈な戦い、環境の変化と成長も見どころです」と台本のおもしろさに言及した。

■ イ・ジュニョン「常にイナならどうするか、イナならどう考えるかを想像しながら演じました」

財閥家の婚外子として生まれ、本家に疎まれて育ったイナを演じるイ・ジュニョンは、「僕は“クムスジョ(裕福な家の子ども)“役とは縁がないと思って生きてきましたが、今回台本を受け取ってみたら、クムスジョでとても驚きました。イナは、表向きは天真爛漫でテンションも高く何も考えていなそうに見えるけれども、実は裏の顔があるという設定なので、演じていてとても楽しかったです。

特別な役作りをするというよりも、台本の流れにうまく乗ってストーリーに入り込むことを優先し、常に“イナならどうするか”“イナならどう考えるか”を想像しながら演じました」と説明した。

また、近年悪役の印象が強いイ・ジュニョンだが、今回は笑顔も多いそうで「明るく自由奔放な姿、僕の等身大の姿が見られると思います」と付け加えた。

■ ホン・スジュ「撮影現場でもとても緊張していましたが、監督が配慮してくださったおかげで楽しく撮影できました。」

今作で初めてヒロイン役を演じたホン・スジュは、大きな記者会見に参加するのもこれが初めてということで、少々緊張気味に「シリーズものへの出演は、初めてと言っていいくらいだったので、撮影現場でもとても緊張していましたが、監督が配慮してくださったおかげで楽しく撮影できました。

役作りについては、大学生時代のへウォンと5年後に社会人となったヘウォンを演じ分けるために声のトーンを変えたり、ヘウォンの心理変化や感情変化をスタイリングの違いで見せたりしました」と答えた。

主演の3人と監督がそれぞれ同ドラマに対する意気込みや見どころについて語り、最後にミン監督が「楽しく撮影した雰囲気をそのまま視聴者の皆さんにお届けするべく、映像の中に閉じ込めました。一つ一つを感じ取りながら、楽しくご覧いただけたら嬉しいです」と語り、約1時間の記者会見の幕を閉じた。

「予期せぬ相続者」の製作記者会見が26日、韓国・ソウルで行われた。/(C)2024 Disney and its related entities