一般社団法人 海と日本プロジェクトin滋賀県は、2月26日(月)に滋賀県びわ湖フローティングスクールに、海洋プラスチックごみ問題について学ぶことができる教材を寄贈しました。びわ湖フローティングスクールは、滋賀県内の全ての小学5年生が参加する1泊2日の環境学習で、主に「学習船うみのこ」を会場に行われます。1984年からこれまで62万人の児童が環境問題について学び、滋賀県民の高い環境問題意識に貢献している滋賀県の環境教育の原点です。今回寄贈する海洋プラスチックごみ問題についての学習教材を用いたプログラムは、2024年度以降の航海で、学習の選択肢の一つとして新たに加えられます。
この取り組みは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

  • 寄贈式の概要

  • 滋賀県びわ湖フローティングスクール 安江利光所長からのコメント

「子どもたちのために多くの教材をいただきましてありがとうございます。琵琶湖そして海を持続可能な形で後世に残そうと考えるとやはり住民一人一人の意識を高めるしかない。そういった意味でいただいた教材を使ってフローティングスクールで学ぶことには大きな意味があると思います。今後精一杯活用させていただきます。」

  • 琵琶湖にも!海洋プラスチックの問題

プラスチックごみは分解されることなく、河川などを伝って琵琶湖に流れ込みます。また琵琶湖からは瀬田川を通じて大阪湾へ流出されていきます。世界の海ではこのように海洋プラスチックごみが増え続け、2050年には海の魚よりも多くなってしまうと言われています。今回寄贈する授業用スライドや教材チラシには、このような海洋プラスチックごみ問題について伝えるとともに、自分たちに何ができるのかを考える契機になるような授業用のスライドと、教材チラシを作成しました。スライドやチラシは、フローティングスクールでの学習の補助教材として、事前や事後の授業などで使用されます。

寄贈する観察キットには、琵琶湖岸で収集した砂やトレイ、ピンセット、ルーペなどが含まれています。琵琶湖岸の砂に何が含まれているかを知るために、ピンセットを使って選り分け、ルーペで観察します。小石や砂、植物の種など自然物に交じって、砕けて細かくなった発泡スチロールやビニールの袋の破片、田んぼから流れ出た被覆肥料のプラスチック殻など、様々なものが混ざっていることを学ぶことができます。

  • 画像認識を活用した学習アプリ『プラゴンクエスト』

寄贈したプラスチックごみクイズアプリ『プラゴンクエスト』は、琵琶湖から現れたプラスチックごみのモンスター『プラゴン』をやっつけようという設定のゲームアプリです。プラゴンが出題するプラスチックごみクイズの答えを、複数種類のプラスチックの中から選びカメラにかざすと、アプリが画像認識で正解か不正解かを判断します。正解数に応じて点数が表示されるので、楽しみながら海洋プラスチックごみ問題に触れることができます。

<団体概要> 

団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトin滋賀県

URL:https://shiga.uminohi.jp/

活動内容:「琵琶湖と海はつながっている」を合言葉に、世界中で問題になっている「海洋ごみ」を自分ごととして捉えてもらう事を目的に、啓発イベントや商品開発、調査・分析などを、自治体や教育委員会、専門家、各種企業団体と連携して進めています。

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。

産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

配信元企業:海と日本プロジェクト広報事務局

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ