東急、東急電鉄、Sharing Designは3月から、東急線沿線の駅を中心とした各所において、基地局シェアリングによる5Gサービスを順次開始する。

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●基地局シェアリングによる5Gサービスを順次開始



 基地局シェアリングは、移動体通信事業者が各社個別に基地局に関連するインフラ設備を構築するのではなく、シェアリング事業者が構築したアンテナや配線などの基地局設備を共用する仕組みとなる。

 基地局シェアリングの活用によって、基地局整備に係る環境負荷を低減するとともに、増大する設備投資を効率化につながり、デジタル田園都市国家インフラ整備計画に掲げる世界最高水準の5G戦略実現の、後押しが期待されている。

 東急は、創業以来「まちづくり」を通じた社会課題解決に取り組んでおり、今後も5G環境を含むデジタル都市基盤の整備を進めることで、エリア価値の継続的な向上を目指していく。東急電鉄は、鉄道を誰もが利用しやすい安全・安心な都市交通として維持すべく、5Gサービスを通じて駅やトンネルといった鉄道施設のさらなる快適化を進める。Sharing Designは、基地局シェアリングによる5G通信基盤の早期整備を通じて、5Gサービスによる新たな体験、豊かな暮らし、スマートで創造的な地域社会の実現に貢献する。

 同サービスの対象となる駅施設は、田園都市線溝の口駅青葉台駅長津田駅中央林間駅東横線自由が丘駅田園調布駅多摩川駅武蔵小杉駅日吉駅反町駅横浜駅目黒線目黒駅武蔵小山駅西小山駅洗足駅大岡山駅田園調布駅多摩川駅武蔵小杉駅日吉駅大井町線大井町駅大岡山駅自由が丘駅溝の口駅池上線五反田駅東急多摩川線多摩川駅東急新横浜線日吉駅新綱島駅新横浜駅こどもの国線長津田駅で、ホームやコンコースでの利用が可能になる。

 商業施設は、渋谷スクランブルスクエア東急歌舞伎町タワー、渋谷フクラス、渋谷ヒカリエ渋谷ストリーム、グランベリーパークの、レストランフロアを中心とした館内の一部エリアにてサービスを利用できる。なお、渋谷スクランブルスクエア東急歌舞伎町タワー2月19日時点で、すでにサービス提供が開始されている。
東急、基地局シェアリングを活用して5Gエリアを東急線沿線に拡大。30駅と6施設で5Gサービスを利用可能に