虐待・暴行・少女

このほどアメリカ・ペンシルベニア州で、わが子に対する重度の虐待があったとして、30代の両親が逮捕された。対応した当局の職員は、「ここまでひどい虐待のケースは初めてだ」などと語り、強いショックを受けたという。

地元メディアに続き、『CBS News』『PEOPLE』『NEW YORK POST』なども続々と報じている。

 

■夜になると犬用のクレートに

ペンシルバニア州フェイエット郡のブラウンズビルで、ジェイコブ・ウィリアム・ウェイト(37)とミミ・アン・フロスト(33)の夫妻が、わが子に対する重度の虐待容疑で逮捕された。

夫妻の6歳の娘はひどい状態で保護され、将来とプライバシーを考慮し、名前などは明らかにされていない。

ジェイコブとミミは、夜になると娘の四肢を結束バンドでしばり、犬用の大きなクレートに入れ、食事はドッグフードを与えていた。

 

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■お腹が空き外に出ようとすると…

ファイエット郡地方検事局によれば、自宅には5歳から17歳までの子供が6人、犬8匹と猫2匹がおり、家中が尿臭く床は糞便まみれで、ゴミが散乱していた。

虐待を受けていたのは6歳の娘だけで、お腹が空いてクレートの外に出ようとした際、「自分の大便でも食べろ」と言われ、拷問を受けていた。

また幼児教育を一切受けておらず、あと少し発見が遅ければ、命を落としていた可能性が高いという。

 

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■救急搬送をきっかけに

両親の虐待行為は1月7日ジェイコブが「上の子と入浴しようとして、けいれん発作を起こした」と通報し、女の子が救急搬送されたことで発覚した。

病院から「低体温症で広範囲に傷や打撲の跡があり、歯が折れ、栄養失調である」との通報を受けた警察は、周囲への聞き取りを開始した。

ところが職員が家を訪れると、なぜか女の子本人が玄関に現れる。クレートから出され、自ら「大丈夫です」とアピールするよう親から命じられていたためで、当局はなかなか虐待の現場を把握することができなかったという。

 

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■いとこが警察に説明

そんななかで捜査に協力したのは、夫婦の甥にあたる少年だった。この家に一緒に住んでいた少年は警察に、「その女の子は犬のクレートでドッグフードを食べ、毎晩そこで寝ていた。きょうだいたちはそれを笑いながら見ていた」と語ったという。

両親の起訴にあたっては、加重暴行、未成年者への虐待、拷問、わが子の命を危険にさらした罪など、罪状は多岐にわたる模様だ。なお、児童保護当局の職員がすべての子供たちを保護し、現在は安全に過ごしている。

6歳娘を犬用クレートに入れ食事はドッグフード 重度の虐待で両親が逮捕