自分で作ったパスタに感動したことありますか?

今回紹介するパスタレシピは自分で作って感動する可能性がめちゃめちゃ高いと思います。そのくらい完成度が高いレシピです。
このレシピを考案したのは、料理人・鳥羽周作シェフ。いまやネット上でも多数のおうち向けレシピ「#おうちでsio」を公開しているのでご存じの方も多いと思います。

ぜひ、みなさんにも試してほしいのですが、一つだけ守ってほしいことがあります。最初は、「レシピの分量どおり」で作ってみてください。「量とかいちいち測るの面倒くさい」と思うかもしれませんが、最初だけはできるだけレシピ通りで作ってみてください。本当に「お店の味」になります! すごいよ!

無限パスタ3「無限パスタの中で一番簡単なやつ」

材料はこちらです。
※今回、めんつゆだけは3倍濃縮しか手に入らなかったので、計算して最適量を推測しました。ここだけレシピ通りじゃなくてごめん!

<材料>

パスタ 100g
無塩バター 10g
塩昆布 5g
めんつゆ(5倍濃縮) 小さじ1(5cc)

※2倍濃縮の場合は大さじ1と小さじ1/2(17.5cc)
※今回は3倍濃縮小さじ2杯弱(8ccくらい)で試作
粉チーズ 10g
かつお節 適量

<作り方>

1.鍋にお湯(1000ml)塩(小さじ2:約10g)を入れて沸かす。
※この分量だと1%の塩水になります。500mlの水に対して、小さじ1(5g)で1%になるので、多めに作るときの目安にしてみてください。

2.パスタ(100g)を茹でます。タイマーは「表示時間より1分短く」セット。
※例)10分ゆでなら9分でタイマー

3.ボウルに無塩バター(10g)塩昆布(5g)5倍濃縮めんつゆ(小さじ1)を入れる。

4.時間になったら、茹で汁(大さじ1)をボウルに入れ、パスタを湯切りする。

5.先ほどのボウルにパスタを入れ、バターが溶けるまで混ぜる。

7.バターが溶けたら粉チーズ(10g)も加え、更に混ぜる。全体に味がなじむまで。

8.器に盛り付け、かつお節(適量)を散らしたら完成!

なんでこんな味になるの??「なぜかたらこパスタの味がすると評判」

バターと昆布の後味はかろうじて認識できたんだけど、もう「なんかうめえけど、オレ今、何食ってんの?」状態。鳥羽シェフのレシピのすごいのは、味の要素の相関図が真円みたいに整っている点なのかも。
バターと塩昆布とめんつゆ(そして粉チーズ)という組み合わせが非常に汎用性が高いというのは理屈でわかるけど、適当な配合だとどれかが突出したり足りなかったりしがちです。

今回この分量で試作してみたパスタは、めんつゆ、バター、塩昆布、かつお節、粉チーズ、……それぞれの要素がまるで凪のようにピタリと静まる印象でした。とくに粉チーズが本当にうまく隠れていて本当に驚きました。

鳥羽シェフは自身のnoteでも「なぜかたらこパスタの味がすると評判の不思議な激うまパスタ。」と紹介していましたが、確かにたらこパスタっぽいんです。本当不思議。海鮮の風味とバター、塩気のバランスなのでしょうか……。

簡単なので、皆さんも是非試してみてください。ガジェ通では他のパスタレシピも試してみようと思います。

鳥羽シェフnote:【保存版】僕がこれまでにSNSで紹介したパスタレシピを全部まとめてみました(合計31レシピ)
https://note.com/pirlo/n/n02eb14cc9fbc?sub_rt=share_b

【再現トバレシピ】かつお節の『無限パスタ3』は何故かタラコパスタの味?!/鳥羽周作シェフ考案