三陸沖の海面水温 記録的な高温つづく 流氷はオホーツク海を覆う(海況のまとめ 2024年2月18日~24日)

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海況のまとめ 2024年2月18日~24日
~三陸沖の海面水温 記録的な高温つづく 流氷はオホーツク海を覆う~


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■気圧配置と波

18日、本州付近は日本の東に中心をもつ高気圧に覆われた。
高気圧縁辺の南東風が吹く東海沖~伊豆諸島付近で波高2m前後。
19日、前線を伴った低気圧が日本海へ進んだ。
対馬海峡を中心に波高3m。

20日、前線を伴った低気圧がオホーツク海を東進。
低気圧からのびる前線が日本付近を通過。
日本海側は中部を中心に広く波高3m以上。
太平洋側は三陸沖を中心にしけとなった。

21~22日、前線が本州の南岸に停滞。
大陸の高気圧縁辺で東風が卓越し、対馬海峡でしけた。

23~24日、高気圧の縁辺流が継続する日本の南で波高3m以上の高波が続いた。

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■海面水温
今期末にかけて、日本海域の海面水温は、
平年より高いか、かなり高い海域が継続。

東シナ海~南西諸島付近は、平年よりやや高い海域が拡大。

太平洋側は、黒潮が離岸する足摺岬~潮岬で平年よりやや低い海域が継続。

黒潮が北上する三陸沖は、平年よりかなり高い海域が続き、最大で7℃高かった。

親潮が後退する北海道南東方沖は、平年よりかなり高い海域が継続。

オホーツク海は海氷(黒い斜線域)に覆われ、
根室海峡まで南下している。

三陸沖の海面水温 記録的な高温つづく 流氷はオホーツク海を覆う(海況のまとめ 2024年2月18日~24日)