お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が2月23日、自身の公式YouTubeチャンネル「アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組」を更新。そこで、偶然にも、6日後にあたる2月29日に日本人の一般女性と結婚を電撃発表したドジャース大谷翔平について、熱く語ったのだが、その内容が、渡部自身の過去のスキャンダルと相まって更新当初から大炎上したのだ…。

 更新したのは「初出張!栃木県の超・唐揚げに大興奮!【JR・宇都宮駅】#25」と題した動画。栃木・宇都宮の飲食店「みよしや」を訪れ、名物の「かぶと揚げ」を食しつつ、撮影スタッフと、大谷の話題に。野球にも詳しい渡部は「大谷翔平選手はなぜスター選手になれたのか?」というスタッフの問いに、ひとつは体格に恵まれたことを指摘し、その理由に「お父さんが(社会人の)野球選手、お母さんがバドミントン選手」と両親ともアスリートであることを挙げた。さらに大谷の肩甲骨の柔らかさ、胸骨の柔らかさを挙げ「これって(肩甲骨の可動域が広くなるため)ピッチングがすごいんですよ」と持論を展開。ほかにも「(大谷は)お母さんのバドミントンの練習に付き合って、日常的に“シャトル拾い”をすることによって肩甲骨が柔らかくなった」とし、「意外と世に出てない大谷翔平の体を作った秘話」と語った。

 そのうえで、渡部は「だから、ボクは『プロアスリート、女子アナと結婚するの大反対説』なんですよ」と明かし、「できればね、大谷翔平選手もアスリートの方と結婚していただけると。(才能のある)ジュニア見れるじゃないですか。大成してる選手って両方スポーツやってる親が多いんで」と要望を語った。

 ところが、この発言がネットニュースとして2月25日、「スポニチアネックス」で報じられると、ネット上では「大谷さんの自由ですよね。いらぬお世話ですし貴方が男女関係を語るのはあまりよろしくないと思います」「とりあえず結婚のことについては黙っとこう」「大谷がどうのじゃなく、男にも女にもこういう子供産んで欲しいとか普通にセクハラ発言じゃない?」など批判が殺到する状況になっている。

「渡部は2014年に出演した『アメトーーク! 』(テレビ朝日系)の『大谷翔平スゴいぞ芸人』でも、同様の発言をしています。当時と今とはセクハラについての正しい認識も浸透しています。ライフスタイルが多様化する中、結婚や出産は個人のプライバシーであり、例え“期待”の範疇でも、『こんな属性の女性と結婚すれば、才能ある子が生まれる』というのはセクハラどころか差別的な思想にもつながりかねません。これは、渡部が不倫していたかどうか以前の話ですよ」(週刊誌記者)

 ただでさえ間違った認識なのに、大谷が結婚するのと合わせるようにYouTubeで語ってしまったのは、芸能界復帰が見えてきたと焦る渡部への「天が与えた戒め」なのかもしれない。

(柏原廉)

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