日向坂46が出演する特別番組「大好き日向坂46!! 歌も笑いも全部まとめて生配信 おひさまと一緒にひな祭りSP!!」が、3月3日(月)夜7時からドコモの映像配信サービス・Leminoで独占無料生配信される。同番組は、日向坂46おひさま(ファンの呼称)に感謝を伝えるため、最新曲や大ヒット曲などを番組特別のセットリストで披露する音楽ライブと、チームに分かれた対決企画でスタジオを縦横無尽に駆け巡るバラエティー企画の2本立てで、約2時間にわたって生配信する。「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:05-1:35、テレビ東京)をはじめ、さまざまな番組でバラエティー力の強さを発揮している日向坂46。今回、加藤史帆、佐々木美玲、山口陽世、山下葉留花の4人にインタビューを実施。バラエティーへの向き合い方などを聞いた他、ひな祭りの思い出、そして4月6日(土)、7日(日)に神奈川横浜スタジアムで開催されるデビュー記念イベント「5回目のひな誕祭」への思いなどを語ってもらった。

【写真】「毎回“楽しい”を更新」と「ひな誕祭」への思いを語る加藤史帆

日向坂46メンバーのひな祭りの思い出は…?

――皆さんはひな祭りの思い出はありますか?

加藤:ちっちゃい頃にひな人形を飾ったりした気がします。それとひなあられを食べてました。

山口:ちゃんとやっていたんですね。

加藤:ちっちゃい頃はね。やってた。

山口:私、1回もやったことないです。

加藤:あら?

山口:記憶にないかもしれないです。

佐々木(美):私は日向坂46に入ってから、甘いひなあられを初めて食べました。なんかね、砂糖のかたまりみたいなの。

山口:金平糖みたいなんですか?

佐々木(美):違って、ふわふわしてるの。初めて食べてハマりまして、めちゃくちゃ買いました。

加藤&山口&山下:へ~。

佐々木(美):ハマり過ぎて8袋くらい買って。

山下:えー!

山口:すごい、めちゃハマってますね。

佐々木(美):そう。でも、ひな祭りの時期にしか売ってないので、ひな祭りの日に大量買いしました。それをすごく覚えています。おいしいんです。

■山口陽世「バラエティーは難しい」

――そんなひな祭りの当日に生配信される特別番組が決まりました。

佐々木(美):うれしいです。4月が「ひな誕祭」でライブがありますけど、それまで(おひさまに会える機会が)何もないのかなと思っていたので、3月におひさまの前でライブができるということで良かったなって。

――ライブの他、バラエティー企画も行われるということですが、バラエティー力の高さに定評のある皆さんにバラエティーへの思いなどもお聞きしたいなと思います。

山口:でも、バラエティーってやっぱり難しいですよね。正解が分からないといいますか、自分に話す番が回ってきた時にどういう対応をすれば一番いいのかっていうことを、いつも考えながらやってはいるんですけど、やっぱりまだまだ難しくて。先輩方は本当にどこでも笑いを取れてるなぁって思って。本当にすごいなって思っています。

加藤&佐々木(美):…。

山口:なんか言ってください。何でそんな(笑)。

佐々木(美):見つめちゃってた(笑)。でも、「ひなあい(日向坂で会いましょう)」でたくさん学んでるっていう感じはやっぱりします。もともと私も結構人見知りだったし、バラエティーを見てなかったタイプの人間だったので、(バラエティーが)なんなのかすらあまり分からなかったんです。おうちでは親があまり(テレビを)つけてなかったので。

だから、初めてバラエティーっていうものを見たし、自分が実際に触れて、最初は難しいなぁって思ったんですけど、徐々に自分が出せるようになって、今はすごく楽しめています。

加藤史帆「初期はとにかく自分の中の最上級のテンションで」

――加藤さんは積極的に発言して笑いを取っているイメージがあります。

加藤:でも、私は考えてボケたりするってことは…あんまりなくない?

佐々木(美):うん。

加藤:そういうバラエティーのボケとかがいまだによく分かってないんですけど、一生懸命やってたら笑ってもらえたみたいなことがすごく多くて。だから、私もすごい勉強中です。私もちっちゃい頃はバラエティーを見てなかったので、初期はとにかく自分の中の最上級のテンションを出して、体を動かして頑張っていたんですけど…。

「ひなあい」はとにかくオードリーさんがいらっしゃるので、ちょっと意味不明なこと言っちゃっても助けてくださったりするんですが、外番組(グループ以外の番組)に出させてもらった時に意味の分からないことを言っちゃうと、「あぁ語彙力が欲しいな」って思います。難しいです。バラエティーについては、とにかく楽しむようにはしています。

――先輩が悩んでいると聞くと、後輩のお二人はもっと悩んだりしているのかもしれませんが。

山下:そうですね。結構まだ緊張と不安が大きいんですけど、最近は心から楽しめるようになってきました。それも、私の発言に皆さんがガヤを入れてくださったり、フォローしてくださるおかげで肩の力が抜けて、自分らしさといいますか、笑顔も増えてきたなって思います。

なんか度胸もついてきて、「ひなあい」って素を出していった方が自分のアピールにもなるのかなと思って、積極的にしゃべるようにはしています。

■パラエティー力が強いのは佐々木久美、富田鈴花、森本茉莉…

――日向坂46メンバーの中でパラエティー力が強いなって思うのは誰でしょうか?

山口:やっぱり(佐々木)久美さんは、いつ見ても、どんな番組でも、「ひなあい」みたいな盛り上げてくださる番組でも、たくさん発言していらっしゃるし、違う番組で見たニュース系の番組でも語彙力がすごくて、「その言葉、私は出てこないな」っていう言葉がたくさんあったり、ご自身でSHOWROOMとか配信を1人でやるときも、エピソードのトークの展開といいますか、そこまで持っていく話を構成する力とかがすごいなっていつも思ってるので、久美さんはすごいなっていつも思って見ています。

山下:もちろん皆さんなんですけど、富田(鈴花)さんがすごい…お笑いもですし、富田さんの魅力が一言発するだけで出るじゃないですか。それがすごい強みだなと思って。すごく大きな背中といいますか、見習うべきところがたくさんあって、後輩として先輩方の姿を、皆さんの素晴らしいところを盗んでいかないといけないなと思うので、これから富田さんのお笑いの技術だったり、話すトークスキルだったりを盗んでいきたいなと思います。

――加藤さん、佐々木さんには後輩メンバーについて伺えますか?

加藤:みんなすごいと思うんですけど、3期、4期みんな、本当にみんなすごいと思います。え~、みんなすごいと思う。絞れないぐらい…。本当にそれぞれの良さがあってすごいと思います。これからがもっと楽しみって感じです。

佐々木(美):私もみんなすごいと思うけど、3期のまりぃ(森本茉莉)ちゃん。まりぃとはるはる(山下)は似てるなって思うんです。ちょっと抜けてて、でもそういうのって作れないじゃないですか。考えてできることじゃないから。

それは天性の、その子が持っている雰囲気だからこそみんながツッコめるものだし、それがすてきだなって私は思います。だから考えずに、そのままでやった方がたぶん、はるはるはいいと思います。

山下:じゃあ、そのままでいきます(笑)。ありがとうございます。

■山下葉留花「ひな誕祭」への思い「この空間に早く入りたい!」

――4月には「ひな誕祭」が開催されます。

山口:「ひな誕祭」はツアーとか他のライブと違って、すごく大きなことをやることが多くて、フロートとかでおひさまの方々の近くに行ける時もあるし、本当に全員に楽しんでもらえるライブだなって思っているので、皆さまとたくさん目を合わせて、5回目を最高のライブで祝いたいなって思います。

――山下さんは、昨年は直前に膝を負傷してしまったので今回が「ひな誕祭」でのパフォーマンスは初めてになりますね。

山下:はい。前回が(MCなど)少ししか出ることができなかったので、すごく楽しみです。その前回の「4回目のひな誕祭」の時に舞台袖で、モニターで見させていただいていたんですけど、本当に楽しくて、もうおひさまもメンバーの皆さんもめちゃめちゃ心から楽しんでいて、笑顔も輝いていて。「この空間に早く入りたい!」ってずっと思っていたので、もうすぐ臨めるということで、すごく楽しみです。

――一期生のお二人は5回目になりますね。

佐々木(美):5回目ですね。えー、楽しみです。4回目の時が、コロナ禍から初めての声出しOKのライブだったんです。初めてのスタジアムでしたし、何もかもがすごく新鮮で、会場が“東京ドームの野外版”みたいな景色だったんです。すごく広いし、吹き抜けているし、おひさまの元気もすごかったので、横浜スタジアムでのライブがより好きになりました。

だから、今年もまたできるということで、楽しいライブになりそうだなって思っています。

加藤:「ひな誕祭」は、けやき坂46だった頃の曲も披露することが多いので、私は毎回それも楽しみです。あと、客席登場だったり、本当におひさまとの距離が近いのでそれも楽しみですし、(昨年は)ちょっと寒かったので風邪をひかないようにやりたいです(笑)。「ひな誕祭は毎回“楽しい”を更新しているので、今年もまた盛大なお誕生日お祝いができたらいいなって思います。

■佐々木美玲「いろんな世界を知りたい」

――日向坂46としては6年目に突入しました。皆さんのやりたいことや挑戦したいことなど“デビューしたいこと”を教えてください。山口さんは2月23日で二十歳になりましたね。

山口:はい、二十歳になりました。デビューしたいことですか。え~何も思いつかない…(笑)。

でも、一人の人間として強くなりたいです。まだまだ人に頼ってばかりで、一人で消化できない時もあるので、人に頼らずとも、例えば外仕事に一人で行った時に「あ、メンバーいない」って思うんじゃなくて、一人だから「日向坂46を背負っているんだ」っていう気持ちで臨みたいですし、プライベートでも一人でいる時間を充実させられるとか、一人で強くいられる人間になりたいなって思います。

――他の3人はいかがでしょう?

山下:あります! トークスキルを磨きたいです。こういうインタビューをしてくださっている時とか、バラエティーの時とかも、本当に語彙力の無さが目立ってしまって、会場をざわまか…ざわめき…ざわめかせてしまうので(笑)、ちゃんと一人前の人として、常識のある言葉遣いとかをしっかり学んで、どこでも通用するようなトークスキルを掴み取って、それを発揮できたらいいなって思います。頑張ります。

佐々木(美):私は、いろんな世界を知りたいです。最近すごく旅行に行くことが好きなんですが、まだ一人で海外に行ったことがないので、一人でいろんな所に行ったり、日本もいい所がたくさんあるので、いろんな所を旅していろんな自然を感じたりとか、自由に生きていきたいなと。縛られず。

加藤:今、めちゃめちゃ同じことを考えていますけど、私は家にいることがすごく好きなんですけど、こもっちゃうと本当に何日も連続でこもっちゃうタイプなんです。でも、今年沖縄に行ったらもうすっごいリフレッシュしちゃって。

だから、少し遠くに行くってすごくリフレッシュになるんだなって学んだので、今年は2日間とかでも休めたら、近い海外に行きたいですし、そういう“旅しまくる”デビューをしたいです(笑)。

――最後に日向坂46として、6年目の意気込みを聞かせてください。

佐々木(美):やっぱりみんなで決めているのは、今年の目標として「東京ドームにまた立ちたい」っていうことで、それに向けて全国にもっとおひさまを増やしていきたいですし、私たち自らいろんな所に行って、お会いする機会、近くに行く機会が増えたらいいなって思っています。

去年はあまり出られなかったフェスやイベントとか、やっぱり私たちのファンの方じゃない方もいっぱいいらっしゃる所で、アウェーな所でやっていくのも大切だなって思うので、いろんな人に見てもらうような機会を今年は増やせたらいいなって思います。

「Let's Be Happy!」っていうスローガンを去年作って、今年は「Let's Be Happy!」で頑張ろうと思っているので、いろんな方にハッピーを届けていけたらなと思っています。

日向坂46の加藤史帆、山口陽世、山下葉留花、佐々木美玲(写真左から)にインタビュー/撮影:山田健史