株式会社世界文化社が発行する『家庭画報』は、フランスの最高級香水メゾン「アンリジャック」と日本の伝統工芸「香川漆芸」とのコラボレーションを企画、『家庭画報4月号』(2024年3月1日発売)の誌面に掲載します。完成した唯一無二の美しい香水箱5点は、3月1日4月30日まで東京・銀座の「アンリジャック 銀座」で展示、販売を行います。(※希望者が複数の場合は抽選になります)

■「アンリジャック」が4月に日本限定で発売する新しい香水のための香水箱

江戸時代から受け継がれる独自の技法と豊かな色彩で名高い「香川漆芸」。日本が世界に誇るその伝統工芸の作家たちが今回コラボレーションしたのは、フランスの最高級香水メゾン「アンリジャック」です。オーダーメイドの香水作りから始まった「アンリジャック」は、世界中から集めた貴重な天然原料を用いて伝統的な製法で作る香水はもとより、ボトルやボックスの芸術的な美しさでも知られています。「香川の三技法」の一つ、「蒟醤(きんま)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の山下義人さんを中心とした香川漆芸チームが挑んだのは、「アンリジャック」が4月に日本限定で発売する新しい香水「ユイブラン」と「ナギオア」のための香水箱の制作。日本とフランスの異なる感性のマリアージュから、世界に二つとない、匂いたつような5つの香水箱が誕生しました。

左から)紅梅白梅、菊花爛漫

■ 紅梅白梅

端正な五角形の箱の天面中央に輝くのは「アンリジャック」のロゴ。金蒔絵をシルクスクリーンで何層にも重ね、立体感を出している。朱漆と白漆、金蒔絵で描かれた吉祥文様の梅はのびやかで愛らしい。箱背面の花の一部に「香川の三技法」の一つ「存清(ぞんせい)」を使用。香水箱(縦15×横16×高さ11センチ)+アンリジャック日本限定香水「ユイブラン」「ナギオア」(各30㎖)2本セット297万円(予定価格、限定1点)/アンリジャックアンリジャック 銀座)

■ 菊花爛漫

江戸時代に薬入れとして流行した印籠型の箱は「アンリジャック」たっての希望で実現したもの。シックな色彩で手描きされた菊の花は159輪。2輪だけ「存清」の技法を用いた花が興趣を添えている。緒締玉に用いているのは「香川の三技法」の一つ「彫漆(ちょうしつ)」。香水箱(縦8×横13×高さ13.5センチ)+アンリジャック日本限定香水「ユイブラン」「ナギオア」(各15㎖)2本セット253万円(予定価格、限定1点)/アンリジャックアンリジャック 銀座)

左から)飛翔、牡丹

■ 飛翔

雄々しく翼を広げるのは日本の特別天然記念物のタンチョウヅル。蓋の背面にも1羽飛んでおり、全部で3羽。波立つ海は黒漆に木綿豆腐を加えて練ったもので描く「絞漆(しぼうるし)」の技法で表現している。羽の一部に「存清」、約15色の漆からなるカラフルな緒締玉に「彫漆」の技法を使用。香水箱(縦8×横13×高さ13.5センチ)+アンリジャック日本限定香水「ユイブラン」「ナギオア」(各15㎖)2本セット253万円(予定価格、限定1点)/アンリジャックアンリジャック 銀座) 

■ 牡丹

緑漆、朱漆ともにパール粉を練り込んであり、上品に煌めく。「花のような形の箱は木製品加工の高い技術を持つ『Mokuichi』さんの作。5点の木地すべてをお願いしました」と山下さん。牡丹の花と蝶はシルクスクリーンと手描きで表現し、蝶2匹に「存清」の技法を使用。香水箱(横15×縦16×高さ11センチ)+アンリジャック日本限定香水「ユイブラン」「ナギオア」(各30㎖)2本セット297万円(予定価格、限定1点)/アンリジャックアンリジャック 銀座) 

有職文(ゆうそくもん)

■ 有職文(ゆうそくもん)

ササン朝ペルシャ発祥の「有職文様」と、中国西域から伝わる「繧繝彩色(うんげんさいしき)(同系色の濃淡による色のぼかし)」に想を得た文様は桔梗がモチーフ。花の一部に「存清」の技法を使用。家紋風の藤の花で装飾された「アンリジャック」のロゴも目を引く。香水箱(縦11×横30×高さ10センチ)+アンリジャック日本限定香水「ナギオア」「ユイブラン」「ムスクオイルロワサンゼキパージュ」「デシベリア」「タンドレス ドゥ アンリジャック」(各15㎖)5本セット363万円(予定価格、限定1点)/アンリジャックアンリジャック 銀座) 

  • 7年目を迎える『家庭画報』による、香川漆芸×海外ハイブランドとのコラボレーション企画

左から)2019年 家庭画報×香川漆芸×RODO×和光、2017年 家庭画報×香川漆芸×セルジオ ロッシ

『家庭画報』が、日本が世界に誇る「香川漆芸」と海外のハイブランドを結びつけ、伝統工芸の新しい姿をお見せするコラボレーション企画は、今年で7年目を迎えます。日本の技が、ファッション、インテリアとジャンルや国を超え世界の人々を魅了できるよう『家庭画報』は、発信し続けます。

人間国宝 山下義人
1951年香川県生まれ。人間国宝の磯井正美氏に蒟醤を、田口善国氏に蒔絵を学ぶ。日本伝統工芸展等での受賞歴多数。2007年紫綬褒章、21年旭日小綬章受章。13年重要無形文化財「蒟醤」保持者(人間国宝)認定。後進の育成にも情熱を注ぐ日々。

▼過去のコラボレーション

『家庭画報 4月号』 定価/1,650円(税込)
『家庭画報 4月号 プレミアムライト版』 定価/1,300円(税込)
家庭画報.com:https://www.kateigaho.com/

配信元企業:株式会社世界文化ホールディングス

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