モバイルデータをAIで提供するdata.ai(旧App Annie)は、LINE株式会社が提供するモバイルアプリ「LINEマンガ」が累計消費支出20億米ドルを突破したことを発表しました。この記録は、非ゲームアプリとしては全世界で15番目にあたり、漫画カテゴリのアプリでは「ピッコマ」に次いで2番目となります。さらに、LINE株式会社によるアプリとしては「LINE」に引き続き2本目となり、同一のパブリッシャーによる2つの非ゲームアプリがこの大台を突破するのはGoogle社(「YouTube」、「Google One」で達成)に続き世界で2番目のことです。

全世界の漫画・ウェブトゥーンカテゴリにおける上位5アプリの累計消費支出額の変遷

(2018年~2024年1月、iOSとGoogle Play、data.ai インテリジェンスによる)

「LINEマンガ」が累計消費支出10億米ドルを突破したのは2021年で、そこから3年で今回の達成となりました。同カテゴリ内の累計消費支出額トップのアプリと比べると、「ピッコマ」が20億米ドルを突破したのは2023年の1月で、「LINEマンガ」より1年と少し早い達成でした。その他の上位漫画アプリには、「WEBTOON」「少年ジャンプ+」「KakaoPage」が含まれています。

漫画アプリ市場は日本一強、全世界の消費支出のうち7割超が日本から

全世界の漫画・ウェブトゥーンカテゴリ全体の累計消費支出額に占める国別の割合(左)と、

同カテゴリの上位5アプリそれぞれに対する国別の割合(右)(2024年2月24日時点、iOSとGoogle Play、data.ai 「App IQ」)

漫画アプリの消費支出において、日本の存在感は圧倒的で他国の追随を許しません。data.aiのAI分析「App IQ」によると、漫画カテゴリのモバイルアプリにおける全世界での累計消費支出全体が約97億8,000万米ドル(約1兆4,733億円)であり、そのうち74%にあたる約72億4,000万米ドル(約1兆906億円)が日本で生み出されたものとなっています。上述した漫画カテゴリにおける累計消費支出額の上位5アプリのうち、「ピッコマ」、「LINEマンガ」、「少年ジャンプ+」の3アプリの99%以上の消費支出を日本が占めていることがこの結果につながっています。

日本以外の国でも、漫画文化が市民権を得るにつれて漫画アプリの存在感は高まっています。data.aiによる漫画アプリの累計消費支出の国別ランキングでは、上記の日本(74%)に続いて2位に韓国(8.1%)、3位にアメリカ(7.9%)となっています。上位3か国のラインナップは2023年の一年間に限っても変わりませんが、韓国における一年間の消費支出は約2億8,700万米ドル(約432億円)で全体の13%を占めており、最も成長率の高い国となっています。これら上位国と比較して、その他の国々ではいまだ漫画カテゴリのアプリの人気は高いとは言えませんが、韓国におけるこの成功事例は、その他のマーケットでも適したコンテンツを備えた漫画アプリにはまだまだ急成長の可能性があることを示しています。

data.aiは今後もモバイル市場やそのマーケットリーダーについてのインサイトを提供してまいります。data.aiが各国のアプリ利用の傾向を分析した最新2024年版の「モバイル市場年鑑」はこちらからご覧いただけます。

https://www.data.ai/jp/insights/market-data/state-of-mobile-2024/

data.ai(旧App Annie)について

data.aiは、今日のモバイル市場におけるスタンダードを確立しており、今では統合データ領域におけるスタンダードとなっています。当社のミッションは、デジタル経済圏における信頼できる情報源として、消費者と市場のデータを組み合わせ、人工知能を活用したインサイトを提供する世界初の統合データ企業になることです。当社は、顧客企業を成功に導くためのデジタル体験を提供することにコミットします。

配信元企業:App Annie Japan株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ