カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」(4月1日[月]夜9:00-10:48放送、フジテレビ系)の制作発表が3月2日に都内のスタジオで行われ、反町隆史、山崎裕太、岡崎紗絵小手伸也、八木莉可子、畑芽育、日向亘が出席。

【写真】26年前の「GTO」でも共演した反町隆史と山崎裕太

■「GTO」復活オファーは過去にも

1998年の夏に放送された反町主演の連続ドラマ「GTO」が、26年ぶりに新作スペシャルドラマとして復活。「GTO」は、藤沢とおるによる同名漫画が原作。元暴走族で立場や損得とは無縁の高校教師・鬼塚英吉(反町)が、本音をぶつけ合い命がけで生徒に向き合うことで、社会の裏側にくすぶっている問題を解決していく学園ドラマ。

GTOリバイバル」として26年ぶりに帰ってくる本作について反町は、「この26年間に『GTOをもう一回復活はどうですか』と何回かお声は掛けていただいたんですが、今だから言いたいことを言えるというか。何が正しく、子供たちの一番大切な時期に何を言えるか、自らがどういうあるべきかというところに僕自身も興味を持ってしまい、今このGTOを復活したらどんなメッセージが送れるんだろうとか、いろいろ考えながら、今だったらいろんなことを語れるなと思いまして、26年ぶりにスペシャルドラマとして復活させていただきました」と明かした。

■26年前のメンバーも集結

また、鬼塚の親友・冴島龍二役の藤木直人や、かつての生徒役であった小栗旬、窪塚洋介、池内博之らの出演も発表されている。反町は「藤木さんも小栗さんも池内さんも皆さん出てくださって、みんながいい形で出演してほしいなというのがありました。26年前に愛してくださったファンの方もたくさんいらっしゃって、その期待に応えたいなというのがあったので、皆さんに出てもらえて本当に感謝でした」と語った。

かつての生徒役だった山崎は「クランクインがラストシーンだったんです。反町さんが僕らに対して『ありがとう、出てくれて』と一人一人に握手してくれました」と現場でのエピソードを明かした。

■カメラが回っていないところでも反町は“先生”

教師の綾原美結を演じる岡崎は、「いつからか生徒と向き合うということよりも、日々の業務に追われて日々やることで精一杯になってしまった役です。鬼塚先生とは、熱量というか、温度差があるような先生だと思います。でもすごく芯がある女性です」と役の魅力を語る。

生徒の市川すずかを演じる八木は、「すずかは、クラスの中でエリート的な立ち位置にいますが、実は家でうまくいっていない部分とかがあって謎の多い人物」と説明し、本作の撮影について「反町さんが、お芝居の前にお話しする時間を設けてくださったり、アドバイスをくださって。その姿が私の中では鬼塚先生と重なって、いい意味で役作りをする必要がなかったです」と現場でも先生と生徒のような関係だったことを明かす。

■小手は名物ポジションの教頭役

生徒の遠藤凛を演じる畑は、父の会社の不正が暴露系インフルエンサー“裁ノカ笑”に暴かれてしまい、倒産するなど苦労する役どころ。「本当に先輩方の素晴らしいお芝居を目の当たりにして、ものすごく勉強させていただきましたし、昔から大切にされてきたこのGTOという作品に出演させていただけるということが本当に光栄でした」と撮影を振り返る。

生徒の宇野晴翔を演じる日向は、「晴翔は野球を頑張ってたんですけど、怪我によって野球を続けることができなくなってしまって。晴翔の野球を応援してくれてた父親からの愛情も徐々に薄れてしまいます。その中で晴翔がどういった風に心境が変わっていって、鬼塚先生や綾原先生と出会ってどう変わっていくのかっていうのを、ぜひ楽しみにしていただければ」と見どころを語る。

さらに、小手が演じるのは、教頭・富士山田剛司。「権力には下からすり寄る、完全なる小者でございます。ここ数作品、そういう役が非常に多くてちょっと複雑なんですけれども。GTOにおける教頭というポジションがやっぱり名物ポジションで、鬼塚 対 教頭という対立構造の中で、前とは違う表現ができないかなと思いつつも、反町さんの胸を大いにお借りしまして、ところどころ大暴れしましたのでご期待いただければと思います」とアピールした。

「GTOリバイバル」制作発表会見より/※ザテレビジョン撮影