みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。加齢、産後によって引っ込まなくなった下腹部のぽっこり……。このお腹のせいでタイトスカートをはくことをすっかり諦めている。そんな大人世代のみなさんへ。ぽっこりお腹をカバーしながらタイトスカートをはく方法、実はあるんです!


今回は、ぽっこり下腹部を上手にカバーするテクニックをご紹介いたします。


◆これだとお腹が目立つ! NGタイトスカートコーデ



タイトスカートが似合わないと思ってしまっている人は意外と多いもの。その要因は、着こなし方とアイテム選びを失敗した可能性が高いです。タイトスカートはご存知の通り、腰幅やヒップのライン、下腹部が目立ちやすいです。その目立つ部分が思いきりわかってしまうと太っている印象になるので、隠したい部分はしっかり隠しましょう。


そのため、もっともやってはいけないのがシャツインスタイルです。とくにトップスがジャストフィットしたニットだとなおさら横からみた時に下腹部の膨らみが目立ってしまいます。上からアウターを羽織ればまだポッコリ見えは回避できますが、室内でアウターを脱いだらボディラインが丸見え……という状態になると非常に残念! 下腹が気になる方の場合、タイトスカートは重ね着のテクニックを活用して上手にはきこなしましょう。


カーディガンをはおって、腰幅をカバー!
誰でも取り入れやすくておすすめなのが、オーバーサイズのカーディガンを羽織る着こなしです。前ボタンは開けてインナーニットを見せると、コーデ前面に縦長効果が出てよりスッキリした印象を与えます。カーディガンはお尻の中間程度の長め丈がカバーアップに最適です。インナーのトップスもできればシャツアウトをして、ぽっこり部分を隠しましょう。



カーディガンを羽織ることで、両サイドの腰幅をカーディガンで隠すことができます。するとその視覚効果で前から見たときにウエストから腰にかけてのボディラインがスッキリして見えるようになります。タイトスカートもふくらはぎ丈ほどのロング丈を選んで、より一層の縦長ラインを強調させましょう。


◆オーバーシャツを上からONして、部分見せ!
もう一つおすすめのコーデは春先にも取り入れられる、オーバーシャツの重ね着コーデです。ハリ感のある着丈の長いシャツを上からONした着こなしは、腰回りやお尻をすっぽり隠してくれます。この時、シャツの前ボタンは下から2つほど開けましょう。コーデの中心に深いスリットを入れるような感覚で下のボタンを開けると、ウエスト位置が高く見えるので脚長効果も期待できます。



インナーのトップスとタイトスカートを同系色でまとめることによって、コーデに統一感が生まれよりスッキリとした印象に。可能であれば足元はヒールのあるブーツで高さを出すとタイトスカートの良さが活きるスタイルアップコーデになりますよ。


◆両サイドの腰を隠す! ただそれだけでOK
タイトスカートを上手に着こなすテクニックは非常にシンプル。それは「両サイドの腰を隠す」だけです。カーディガンの他にジレやジャケットを活用しても良いですし、今回ご紹介したようにシャツを上から重ねるのでもOK。腰回りが隠れることによって、横から見たときに下腹部の膨らみが目立たなくなります


これさえ守れば基本的にどんな着こなしであってもおしゃれスッキリとスタイルアップするはず! ぜひこのポイントを押さえて、おしゃれタイトスカートコーデを楽しんでくださいね。


<文&イラスト/角佑宇子>


【角 佑宇子】(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105