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今日は日本海側を中心に雪が降り、西日本や東日本でも積雪が急増した所がありました。明日3日(日)にかけても新たに積もった雪が滑り落ちる「表層なだれ」に注意が必要です。また、気温が上がってくる3月は「全層なだれ」が増えてくる時期です。なだれの前兆現象を知り、前兆があった場合にはすぐにその場から離れましょう。

西日本や東日本でも積雪増加

今日は日本海側を中心に雪が降り、西日本や東日本でも積雪が急増した所がありました。

午後4時の積雪は、鳥取県大山町で90センチと、昨日の同じ時間に比べて約40センチ積雪が増加。新潟県十日町市妙高市(関山)、山形県大蔵村(肘折)などでも、昨日の同時刻に比べて40センチ前後、積雪が増えました。

明日3日(日)にかけても日本海側を中心に雪が降り、積もる所があるでしょう。急に積雪が増加する恐れがありますので、新たに積もった雪が滑り落ちる「表層なだれ」にご注意ください。また、新潟県や関東甲信の山では5日(火)~6日(水)も雪の降る所が多く、注意が必要です。
さらに気温が上がってくる3月は「全層なだれ」が増えてくる時期です。

なだれの種類と特徴は

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なだれとは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象で、大きく分けて2つあります。

1つは「表層なだれ」です。
これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1月~2月頃の寒さが厳しい冬の時期に多く発生します。
突然発生し、時速100~200kmの新幹線並みの猛スピードで滑り落ちてくるという特徴があります。気温が低く、既にある積雪上に、短期間で多量の降雪があったときに発生しやすくなります。

もう1つは「全層なだれ」です。
こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。時速40~80kmと自動車並みのスピードです。

なだれの前兆は

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なだれは時に、人命を奪いかねない危険な現象です。なだれには前兆となる現象があります。新潟県土木部砂防課によると、次のような現象が現れたときに、なだれの危険があります。

「雪庇」 山の尾根からの雪のはり出し。はり出した部分が雪のかたまりとなって斜面に落ちることによって、なだれにつながる危険があります。

スノーボール」 斜面をコロコロ落ちてくるボールのような雪のかたまり。雪庇などの一部が落ちてきたもので、なだれにつながる危険があります。たくさんあるときは特に注意が必要です。

「クラック」 斜面にひっかきキズが付いたような雪の裂け目。積もっていた雪が緩み、少しずつ動き出そうとしている状態。その動きが大きくなると全層なだれが起こる危険があります。

「雪しわ」 ふやけた指先のような、しわ状の雪の模様。積もっていた雪が緩み、少しずつ動き出そうとしている状態。積雪が少なくても起こり、全層なだれが起こる危険があります。

そのほか、なだれ予防柵から雪がはり出していたり、斜面にもとの地形が分からないほど平らに雪が積もっていたりする場合にも、なだれの危険があります。
こうした現象が見られたときは大変危険ですので、絶対に近づかないようにしてください。

日本海側で積雪急増 明日にかけて「表層なだれ」に注意 なだれの前兆現象とは?