日本を沸かせた大谷の結婚は、現地でも小さくないトピックとなった。(C)Getty Images

 日本中がお祝いムード一色となった。そのワケは、大谷翔平の発表した結婚である。

 現地時間2月28日に大谷は自身のインスタグラムで突如として発表した。ドジャースデーブ・ロバーツ監督も「まったく聞いていなかった」という知らせをファンやメディアも知る由もなく、発表とともにニュース番組で大々的な企画が設けられもした日本を始め、世界中で話題となった。

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 29日に設けられた取材の場で「一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといるところを想像できた」と決心した理由を告白した大谷。時折、冗談を交えながら笑顔も見せた二刀流スターの結婚には、日頃から彼を追う現地記者たちも驚きを隠さない。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ氏は「このニュースはドジャース関係者たちをも驚かせた」と、まさに寝耳に水の一報であったとした。

 また、地元ラジオ局『KTLA』は、世間を騒然とさせた結婚に関して「ドジャースの関係者は誰一人として、球団のスーパースターにガールフレンドがいるかどうかさえ知らなかった」と指摘。そのうえで、大谷のエンゼルス時代のチームメイトであるブレッド・フィリップス(現ホワイトソックス)の「僕も全く知らなかったよ。ガールフレンドがいることも教えてもらっていなかったんだ。残念ながらね(笑)」というユニークなコメントを紹介している。

 さらに『KTLA』は、現地でも話題となっている日本メディアの盛り上がり方をクローズアップし、「オオタニは家を出るだけで、日本の新聞やテレビで見出しとなる男だ」と紹介。そして「ドジャースキャンプにいた、ある日本人記者によると、日本中のテレビ局が、彼の結婚を伝えるために、普段は自然災害や戦争が起こったときにしかやらないような特別な報道編成を取ったという」と国内を沸かせたフィーバーぶりを伝えている。

 日本列島を揺らした結婚。その大谷のプライベートを求める日本人たちの様子は、アメリカでは驚きをもって報じられている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

寝耳に水だった結婚 大谷翔平の“決心”を追った日本の報道にLAラジオ局も驚き「特別な編成を取った」