退職届

一生懸命に働いていた女性が、意地の悪い上司に耐えることができなくなり辞職を決心。上司と同僚全員が読めるように手紙を書いて、職場を去った。

辞職までの経緯とその後について、『InspireMore.com』など海外メディアが伝えている。

 

■ベテラン清掃員の決断

イギリスで暮らす女性(67)は、35年ものあいだ銀行の清掃員として真面目に働いていた。仕事は好きでやりがいもあるため、楽しく働く日々を過ごしていたというが、2021年に職場を去る決意を固めた。マネージャー職にあるジュリーさんという上司にいじめられ、耐えきれなくなったからだ。

上司は清掃員であるという理由で見下し、侮辱する人物だった。女性は職場でのつらい経験を思い出しながら退職届を書き、同僚と上司が読めるように職場に残しておくことにしたそうだ。

 

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■退職届に込めた思い

女性が書いた退職届は、「皆さん、私がここで働くのは明日が最後です。後任の方が使えるように、清掃道具を残していきます」という一文から始まる。

次に「あとジュリーさん。私が辞職するのはあなたのせいです。あなたは私を叱りつけましたが、攻撃的で残酷以外の何ものでもありませんでしたよ。あれは私ではなく、あなた自身の性格を反映した行為に他なりません」と上司への訴えが続く。

そして「皆さん、覚えておいてください。人にはどうか親切にしてくださいね。清掃員より身分が上というわけではないのですから」と、他社員へのメッセージで締めくくられている。

女性の息子がこの手紙を撮影してネットで公開したところ、「素晴らしい」「人を見下す上司は最低」という声が多くあがった。

 

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■ユニークな退職届は他にも

「憎い上司や同僚をギャフンと言わせてから退職したい」と考え、実行に移す人は他にもいるようだ。

一部海外メディアが退職届を特集し、「私が辞めるので、あなたも喋ってばかりはいられなくなりますよ。力を蓄えておくようにね」「あなたは酔っ払いのブタ野郎。洞察力もビジネスの先を見通す能力もない。火事で死んだほうがいい。クソ喰らえ」などの例を紹介している。

日本でも、一般社員が辞職する際には退職願、退職届などを提出しなくてはならない。書き方はネットでも調べることができるが、提出時期などの詳細は、各会社の就業規則を確認する必要がある。

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