楽しく幸せなはずの休暇が一転、悲劇に変わってしまった家族がいる。アメリカの『NEW YORK POST』や『People』が報じた。
■ビーチで休暇中の悲劇
アメリカ・インディアナ州フォート・ウェインに暮らすジェイソン・マッティングリーさん一家は2月20日、休暇でフロリダ州を訪れた。
その日は妻のテレーズさんと息子のマドックスくん（9）、娘のスローンちゃん（7）とともに、人気のビーチタウン「ローダーデール・バイ・ザ・シー」でのんびり過ごしていたという。
しかし兄妹が砂浜で穴を掘り仲良く遊んでいたところ、穴がどんどん深くなっていき、砂が崩れるようにしてふたりは落ちてしまった。
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■妹の上に大量の砂と兄の体
最初にスローンちゃんが落ち、その上に乗っかる形でマドックスくんが落ちた。マドックスくんは胸まで砂に埋まっていたが、ジェイソンさんによってすぐに引き上げられ、一命を取り留めたという。
ところがスローンちゃんの上には砂が覆いかぶさっており、駆けつけた救急隊や居合わせた海水浴客が必死に砂を掘ることになった。
事故が発生してから20分後にスローンちゃんは発見されたものの、搬送先の病院で死亡が確認された。スローンちゃんが埋まった穴の深さは、152センチほどになっていたという。
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■「いつも笑顔で、愛に満ち溢れた子」
ジェイソンさんは、自身が営むホームセンターのFacebookに心境を吐露。「娘を亡くしとてもつらく、喪失感と闘っています」と書き込んだ。
またスローンちゃんのことをメディアに対し、「いつも笑顔で、愛に満ち溢れた子供でした」と明かしている。
兄妹が通う小学校のジェニー・フェデル校長も、「彼女は明るくて優しい1年生でした。このお知らせをするのはとても心が痛いです」と述べた。
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■知人がクラウドファンディング開設
この事故を受け、一家の知人であるサリー・クロウスさんは「素晴らしい家族旅行になるはずが、悲劇に変わってしまった」として、悲しみに暮れる一家のためにクラウドファンディングを開設した。
「お金を集めてもスローンちゃんは戻ってきませんが、彼女の遺体を自宅まで輸送して葬儀を執り行い、心機一転できる何かに役立ててほしい」と寄付を募っている。
2月22日の時点で、すでに3万3,000ドル（約500万円）が集まっており、一家に対し励ましの言葉も多数寄せられている模様だ。
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