傑作との呼び声が高い今期の朝ドラブギウギ」で、一気に評価を高めた趣里が彗星のごとく4位にランクイン。

「今までは曲者的な役だったり、暗い役が多く、シリアスな演技に定評があった趣里さんですが、今作では弾けんばかりパワフルな歌唱やダンスという〝陽の演技〟が素晴らしい」(木村氏)

 単館系の映画や舞台を主戦場としてきた趣里は、連ドラでは名脇役として認知されてきたが、ここにきて一転、

「『もう主演クラスでないとオファーできない』とこぼすプロデューサーが増えました」(制作会社社員)

 芦田愛菜は唯一、10代でトップ10入りを果たした。現在、「さよならエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)が好評放送中だ。

「昨年のCM出演数が16本と、好感度は抜群。結局、スポンサーが一番気にするのは女優の好感度ですから。新成人になってからはまだ連ドラの主演がなく、初主演をめぐって各局が争奪戦を繰り広げています。今年6月には20歳になるので、本格的な恋愛ドラマも解禁になるのではないでしょうか」(平田氏)

 私生活では間もなく大学2年生になる芦田。間違いなく近い将来のトップ女優候補だろう。

 6位には「緊急取調室」(テレ朝系)がシリーズ化されるなど、実績十分の天海祐希がランクイン。適正査定は200万円だが、

「実際のギャラもほぼ同額でしょう。ギャラは基本的に、一度上がると簡単には下げられない。だからベテラン女優の主演には慎重になりがち。それでもアラ還にして主演オファーが来るんだから大したものですよ」(平田氏)

 ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)に出演中の仲里依紗は業界評価が高い女優の1人である。

「NHK『大奥』しかり、濡れ場も辞さない実力派女優である上に、彼女の拡散力がすごい。SNSも総フォロワー数が約450万人ですし、自身のユーチューブで出した『不適切─』の撮影密着動画は180万回以上(2月23日現在)視聴されているんです」(制作会社社員)

 広告宣伝面の多大な恩恵を考えると、高額ギャラは当然。8位の新垣は、本格ドラマ復帰の評価で、女優としての行く末を占うことになるだろう。

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