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 イギリスではペットの猫を外に出すことは違法ではなく、猫を自由に外出させている飼い主も多い。外で彼らが何をしているかは知る由もないのだが、中には別宅をもっていたり借金を背負って帰ってくる、なんてこともある。

 飼い猫のトゥーラは、外出中に近所のレストランでちゃっかりとチキンをごちそうになるのが楽しみだったようだが、ある日トゥーラの首に巻かれていたメモでバレてしまったようだ。 

【画像】 近所のレストランでいつもごはんをご馳走になっていた老猫

 ウィルトシャー州スウィンドンに住むニコールクラークさんが、サイベリアン種の猫、トゥーラ(当時11歳 メス)の秘密に気付いたのは2020年8月のことだった。

 トゥーラはニコールさんからごはんを貰った後、ふらりと外へ出る。しかし、単にパトロールをしに行くのではない。トゥーラには毎回ある目的があった。

 目的の場所は、近所のチェーン・パブレストラン「トビー・カーべリー」だ。

 トゥーラは、イギリスの伝統的なローストディナーをバイキング形式で提供するこのパブレストランの常連だったのだ。

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 どこからかふらりと現れたトゥーラに気付いた客や店員は、いつもローストチキンのおこぼれを与えていた。

 これに味をしめたトゥーラは、「1度にごはんが2倍食べられる」ことを学んだのだろう。足繁くトビー・カーベリーに通うようになったようだ。

 ニコールさんはトビー・カーベリーのことを知らず、トビー・カーベリーもトゥーラの飼い主のことなど知らない。いや、そもそも飼い主がいるのかさえも不確かだった。

 しかし、ついにある日ニコールさんはトゥーラの首に巻かれた紙のメモから、その秘密を知ることになる。

首にメモを巻かれて帰宅して発覚

 トゥーラがどのくらいの期間トビー・カーべリーに通っていたかは不明だが、ある日ニコールさんは帰宅したトゥーラの首に紙の首輪が巻かれていることに気付いた。

 ニコールさんがその紙をほどいて開くと、このように書かれていた。

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[もっと知りたい!→]3日間行方をくらましていた猫が、借金を背負って帰ってきた!(タイ)

この猫に家はありますか?

 そして裏面にも

この猫はいつもトビー・カーベリーにいます。

と書かれてあったのだ。

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家でごはんを与えられているにもかかわらず、飼い主の知らない間にちゃっかりと外でもごはんをもらっていたとは。

 ニコールさんは、そのメモを見て笑いが止まらなかったという。

 とにかく、トゥーラがホームレスではないことを伝えるためにニコールさんはトビー・カーベリーに直行した。

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image credit:Wikipedia

トゥーラの巧妙な計画は終了することに

 トビー・カーベリーのスタッフに自分が猫の飼い主だとニコールさんが明かすと、スタッフは「お宅の猫は何時間も従業員や客にニャーニャー鳴いて食べ物を求めていましたよ」と伝えたそうだ。

 ニコールさんがレストランを出たとき、実際にパティオのテーブルのそばに座っているトゥーラと対面したという。

 秘密のごはんがもらえた場所で飼い主を見たトゥーラは、おそらくダブルディナーの日々がこれで終わったことを悟ったのかもしれない。

 その後ニコールさんはこの愉快な話をFacebookのコミュニティアカウントでシェアした。

我が家の美しい猫が、この紙の首輪を付けて帰ってきました。

お肉がもらえることを期待して、店の従業員やお客さんから同情を得ようとしていたのでしょうね。想像できるわ!

トゥーラは素敵な家で毎晩私たちと一緒に過ごしています。

トビー・カーベリーのお客様、そして従業員の皆さん、トゥーラにやさしくしてくれてありがとうございます!

過去にもトゥーラはダブルディナーの常習犯だった

 トゥーラはトビー・カーベリーでのダブルディナーを阻止されてしまったが、これに懲りずにまた別の場所でご馳走をもらうことにするのかもしれない。

 というのも、トゥーラは過去にも地元の老人ホームを訪れ、入居者たちからサンドイッチの肉ペーストをもらっていたのだ。

 ちゃっかりした老猫の話は、多くのユーザーの笑いを誘ったようだ。

・おもしろいね。この猫がローストチキンを食べるために並んでお肉を待っている光景が目に浮かぶわ。

・うちの猫も、トビー・カーベリーの近所に住んでいたら同じことしたと思う(笑)

・我が家の猫は小さなローストチキンを貪欲に口にくわえて中庭に帰って来たわよ。ドアや窓から近所の家に忍び込むのを止めないのよ。近所の人にローストチキンがなくなっていないかドアをノックして尋ね回ることもできないし、愕然とするばかりよ。

・うちの猫は隣の家のハムスターを食べちゃったのよ!驚いたけど、隣人には言えなかったわ。ハムスターが脱走して逃げたと思わせた方が精神的ダメージが少ないと思ったから。

・私が子供のころ飼っていた猫は、近所の池から鯉を釣り上げたことがあるよ。巨大な魚はまだ生きていて、父は気の毒に、バケツに鯉を入れて返しに行って謝らなければならなかった。

・うちの犬は、他人がテントの外で作っていた鍋のソーセージを全部食べてしまったんだ。

 ニコールさんは、その後トゥーラについてこのようにFacebookを更新している。

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ご存じかもしれませんが、我が家の猫トゥーラはちょっと物色好きで、トビー・カーベリーを訪れるだけでなく、いつも人の家にも入っていきます!

一晩中トゥーラを飼っていた人に別の紙の首輪をつけたら、どうやら飼い主がいることを知ってもらえたようです。

トゥーラはサイベリアンなので毛の量が多いのですが、雨の中で座っているのが好きなので、たくさんブラッシングをしなくてはなりません。

ですが先週は、毛を切り取られた状態で2回も家に戻ってきました。誰かが親切心で、トゥーラの小さな毛玉の塊を取り除こうとしてくれたのだと思いますが、これはやめていただきたいです。

 この投稿には、「それなら首輪をつけたらどう?」というもっともなコメントが寄せられている。

References:Cunning cat returns home with incredible note around her neck from Toby Carvery/ written by Scarlet / edited by parumo

 
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猫のひそかな楽しみが首に巻かれたメモで飼い主にバレる。近所のレストランでチキンをもらっていた