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松任谷由実と、ロシアのDJ / 音楽プロデューサーのニーナ・クラヴィッツが、3月5日20:00にDOMMUNEで生配信される番組「PARCO 55TH ANNIVERSARY PROGRAMYUMI MATSUTOYA x NINA KRAVIZ』」に出演することが決定した。

【写真】ニーナ・クラヴィッツ、松任谷由実、宇川直宏

松任谷は昨年12月にデビュー50周年を記念したコラボレーションアルバム「ユーミン乾杯!!~50周年記念コラボベストアルバム~」をリリース。今作にはニーナのほか、岡村靖幸くるりGLIM SPANKY小室哲哉乃木坂46YOASOBI、YONCE(Suchmos、Hedigan's)、RHYMESTER小田和正、財津和夫といった豪華アーティストが参加した。ニーナは「春よ、来いNina Kraviz Remix)」を提供し、話題となった。

このコラボは、松任谷が2018年にプライベートでドイツベルリンを訪れた際に立ち寄った現地のクラブで、ハードテクノを体感したことが発端。彼女はそのときに知り合った共通の関係者を介してニーナの存在を知り、松任谷自身も1999年、2003年、2007年に行ったコンサートツアー「シャングリラ」でロシア人のパフォーマーたちと共演していたことから、ロシア出身である彼女に親近感を感じたという。

そして2023年に開催された松任谷のアリーナツアー「The Journey」の6月の札幌公演に、DJギグのため札幌に滞在中だったニーナが、スケジュールの合間を縫って来場。終演後のバックステージで初対面を果たし、2人はすぐに意気投合した。その後、ニーナの北海道・プレシャスホールでのギグに松任谷が足を運び、その場でコラボアルバムへの参加をオファー。選曲はユーミンとニーナで話し合い、ニーナ自身が観たツアー「The Journey」のセットリストでもっとも印象に残った「春よ、来い」に決定した。

その翌日、ニーナに東京で会ったDOMMUNEの宇川直宏は、「春よ、来い」の文化的価値や、四季の彩り豊かな日本におけるリリックの文学性といったことを彼女に語った。ニーナは同曲に1990年代Aphex Twin、Autechreを彷彿とさせる浮遊感漂うエレガントなテイストと、90年代を代表するJ-POPとアンビエントテクノ、そしてディープミニマルやIDMを融合させ、「春よ、来いNina Kraviz Remix)」を完成させた。

PARCOのオープン55周年を祝うプログラムの一環として行われる「YUMI MATSUTOYA x NINA KRAVIZ」では、松任谷とニーナが再会。番組後半ではニーナが「春よ、来いNina Kraviz Remix)」を取り入れたDJセットを披露する。

PARCO 55TH ANNIVERSARY PROGRAM「YUMI MATSUTOYA x NINA KRAVIZ」

2024年3月5日(火)20:00~23:00
<出演者>
松任谷由実 / ニーナ・クラヴィッツ
司会:宇川直宏(DOMMUNE)
通訳:門井隆盛
配信サイト:https://www.dommune.com

PARCO 55TH ANNIVERSARY PROGRAM「YUMI MATSUTOYA x NINA KRAVIZ」キービジュアル