2日に行われた明治安田J1リーグの第2節、ガンバ大阪アルビレックス新潟

試合は均衡状態が続いたが、75分に先制したガンバ大阪が1-0で勝利。G大阪は開幕節で町田ゼルビア引き分けていたため、これが今シーズンの初勝利となった。

唯一の得点はPKによるもの。これを決めたのは宇佐美貴史だったが、彼は試合後こんな話を明かしている。

「相手のGKが『こっちに蹴ってくれ』というような駆け引きを指で(GKから見て)右にしていたので、右に蹴りました」

なんでも新潟のGK小島亨介から蹴る方向を指定され、その通りに蹴ったというのだ。

「けっこうプレッシャーもありましたけど…」と緊張感も感じていたという宇佐美。だが「それを相手がしてくれたので、ちょっと強気に『そっちに蹴ってやるから止めてみろよ』って感じで蹴りました」とこの挑発を受けて立ったという。

確かに(GKから見た)右サイドに蹴っている

宇佐美は実際に(GKから見て)右サイドに蹴っている。また新潟のGK小島亨介も迷わずその方向に飛んでいるが、キックが速く正確だったたためシュートを止めることができなかった。

さすがは宇佐美といったところだろうか。

試合後、ダニエル・ポヤトス監督は「若い頃から宇佐美貴史という名は轟いていて、本当にとても良い選手で、常に驚きを与えてくれると自分自身が前から知っている存在」と宇佐美を絶賛。さらに「彼がもう一度サッカーを楽しみ、楽しむことを感じてもらえるように自分自身は今後ともチームとともにサポートしていきたい」と長く怪我で苦しんできたエースへのサポートを約束した。

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宇佐美は町田戦でもフリーキックを決めており、開幕から2試合連続のゴールとなった。

自身は「流れの中から決められていないのでそこだけが課題ですけど」と話しつつ、「流れの中からもチャンスになりそうな部分とか得点を取れそうな場所で待つことができているので、いずれ良い感じで得点になってくると思います」と次節以降への期待を口にしていた。

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