3日放送の『ビートたけしのTVタックル』（テレビ朝日系）で、ビートたけしが岸田文雄首相が参加した政治倫理審査会を疑問視した。
■政治倫理審査会を取り上げ
番組では岸田首相と裏金を作っていたとされる自民党安倍派議員4人が参加した政治倫理審査会の模様を取り上げ、出演者がトークをする。
たけしは番組冒頭「かわいそうだね、税務署。確定申告でみんなに文句を言われている。『てめえ、なんで細かいんだ。政治家に書かせているのか』っていつも言われるらしいぜ」とコメントした。
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■東国原と野口氏が疑問視
政治倫理審査会について東国原英夫は「首相とか閣僚は予算委員会がありますから、そこで質疑応答ができるわけですよ。わざわざ政倫審に出なくても質疑応答はできるんですが、それはパフォーマンスとは言いませんけども、やっぱり支持率向上ですよね」と持論を展開。
アルピニストの野口健氏も「鳩山由紀夫さんがお金の問題で総理を辞めたあとに、当時の自民党が政倫審をやろうとしたけど、彼は拒否したと思うんですよね。だから民主党時代も拒否しているんですよね。こういうのは強制的なものじゃないかぎり、はたして意味があるのかどうか」と政治倫理審査会を疑問視した。
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■政倫審は偽証罪に問われない
東国原は「政倫審って、偽証罪に問われませんから、好き勝手言えるんですよね。 だからこれをみそぎとするのか、アリバイとするのか、幕引きとするのか。説明責任を政倫審で果たしましたよ、これでいいですよねって国民に問うてるわけですよ。でも国民はそれはどうですかと」と指摘する。
野口氏も「嘘をついても罪に問われないので、嘘だらけになる可能性があるんですよね」と同調。阿川佐和子は「倫理の授業で習ったけど、嘘はついちゃいけないと言われた。おかしいでしょ。政治家は嘘をついていいということ」と口を尖らせた。
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■たけしが疑問視
東国原はさらに参考人招致や証人喚問の可能性や、第三者委員会の設置に言及。
するとたけしが「変だよな。政治家は法律を作る法メーカーで。法律を作る立場の人たちが相談して、新しい法律を決めている。自分たちの政党なんとか金みたいなのを決めているのもそうだし、なんだろうと思わない？」と指摘する。
続けて「第三者委員会を誰が選ぶかと言ったら、自分たちの都合の良いような第三者委員会をやったら、終わっちまうじゃないか」と憤りをあらわにしていた。
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■東国原が証人喚問の開催に言及
たけしの指摘に東国原は「第三者委員会というのを国民が納得するようなメンバーを揃えて、それで調べてもらう。これも1つの方法ですね。証人喚問は非常に犯罪的な内容なんですよ。 ただ今回は脱税ということで見てみると、結構な犯罪ですからね。証人喚問や参考人招致に値する内容だと思う」と証人喚問の可能性に言及する。
一方野口氏は「追及している立憲の安住さんだって、30万すいませんって言ってたじゃないですか。野党も額が少ないにしろやっている人が追求しているので、冷めた目で見てしまうところがある」と語っていた。
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