人気アニメーション映画のシリーズ第43作「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」の公開記念舞台挨拶が3月2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ゲスト声優の石丸幹二、芳根京子、かが屋(加賀翔、賀屋壮也)と今井一暁監督が登壇した。

のび太たちが地球から音楽がなくなる危機に立ち向かう冒険物語で、芳根はストーリーのカギを握る歌姫ミーナ役。「音楽は楽しいことを改めて感じました。皆で一つの目標に向かって力を合わせることは素晴らしい。お芝居にも通じるものがあるので、それをかみしめて頑張っていきたい」と笑顔で話した。

2月24日に行われた、藤子F・不二雄氏の生誕90周年を記念して結成された「ドラドラ♪シンフォニー楽団」の演奏にも参加。小学4年生から始め、中学では吹奏楽部で鳴らしたフルートの腕前を披露した。

さらに、石丸が司会を務めるテレビ朝日「題名のない音楽界」(毎週土曜午前10時)で再共演し、今月9日に放送。「スケジュールに入っていて、どういうこと?ってビックリしたけれど、本当に幸せでした」と満足げ。石丸も、「芳根さんのフルートが素晴らしくて、僕も吹いてみたいと触発された」と太鼓判を押した。

その石丸は、指揮棒を振りながら話すロボットのワークナー役で「改めて音楽は人の心をつなぐと実感した。子供たちにも楽器をやってほしい」とアピール。「世の中からなくなって困るものは?」という質問には「ドラえもん」と即答。芳根が「これ以上のもの、あります?」と困るほどの模範解答で会場を沸かせた。

シリーズ3作目となった今井監督は、「音楽の経験はほぼゼロなのに、多くの素晴らしいスタッフが根気強く支えてくれて生まれ得た作品。幸せな時間だったので、手を離れるのは寂しい」としみじみ。芳根は、「普段のお芝居の作品とは全然違って、ちっちゃい子たちからも楽しみだと言われて日々ほっこりしていました。この場に立てて本当に幸せです」と声を弾ませた。

石丸幹二(左)と芳根京子