かなりの意欲作です。

直線的なデザインの4000系

福岡市地下鉄は2024年3月4日空港線箱崎線に投入する新型車両4000系の実車の画像を公式X(旧Twitter)で初めて公開しました。

4000系は2024年秋ごろから運転を開始する予定です。車体全面は直線的なデザインが特徴で、青空をイメージしたスカイブルーが採用されています。

車内はガラスを多用した明るく開放的なつくりに。座席は通勤形車両として国内最大となる1人あたり480mmとなっています。ドア上の案内表示器は3画面もあり、2画面で運行案内を、もう1画面でニュースや広告を放映します。さらに、車内の防犯カメラは、国内の地下鉄では初となるリアルタイム監視機能が付きます。

車両の技術面でも新技術が搭載されます。既存車両に比べ、電力使用量が20%低減される新型モーター「同期リラクタンスモーター」を、世界で初めて営業列車へ導入。また、カーブに合わせて車軸が可動する台車を採用し、走行安定性の向上や騒音の低減を図るとしています。

4000系は、最終的に6両編成が18本製造される予定です。

福岡市交通局の新型車両「4000系」のイメージ(画像:福岡市交通局)。