3日に自身の公式Xを更新したバレンシアギニア代表DFムクタル・ディアカビが、復帰に向けた胸中を明かしている。

 今シーズンは負傷とアフリカ杯によって、戦線を離脱していた期間があるものの、出場した公式戦15試合では本職のセンターバックとして、さらにボランチとしても好パフォーマンスを発揮していたディアカビ。2日のラ・リーガ第27節レアル・マドリード戦にも先発出場し、タイトな守備でチームを支えていたが、試合終盤に悲劇に見舞われる。85分に偶発的な相手選手との接触により右膝を負傷。両チームの選手たちが思わず顔を背けてしまうほどの悽愴な状態で、重傷を負ったのは明らかだった。

 バレンシアは翌3日、すぐさま病院に搬送されたディアカビの診断結果について、右膝の脱臼と報告。今後さらに検査を実施し、負傷箇所をより詳しく調べるとのことだ。なお、現時点では全治は明かされていないものの、複数メディアは年単位の離脱となると見ている。

 そんなディアカビも、自身の公式Xを3日に更新。試合後には、対戦相手のレアル・マドリードの選手たちがSNS上で激励のメッセージを送るなど、多くの選手や関係者、サポーターが連帯を示していたなか、同選手は「まずみんな、たくさんの応援メッセージをありがとう」と感謝を述べつつ、以下のように綴っている。

「昨夜のレアル・マドリード戦後に受け取ったものは、僕に感動を、試練の期間を乗り越える力を与えてくれるもの。特に所属クラブと病院で迅速かつ、親切に対応してくれたすべての医療従事者に感謝したいと思う。残念ながら、試合やハイレベルなスポーツにケガはつきものだ。戦いは長くなるだろうけど、その準備はできている。できるだけ早く、そしてさらに強くなってピッチに戻れるようにベストを尽くすよ。また、近いうちに会おう」

 2023年1月に2027年夏まで契約を延長したディアカビは、今冬にセンターバックの要であったガブリエウ・パウリスタが退団したことで、より一層、チーム内での重要度が増していた。

【更新】公式SNSで胸中を綴ったディアカビ


自身のSNSを更新したディアカビ [写真]=Getty Images