保護犬の感動の実話をもとにした映画『石岡タロー』が、3月29日より東京で公開されることが決定。新規場面写真が解禁され、キャストの山口良一、渡辺美奈代、寺田藍月よりコメントが到着した。

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 本作は、実話をもとにした感動の物語。1匹の保護犬タロー(犬種はミックス)が、17年という長い年月の間、石岡駅に飼い主を探すために通い続けた姿や、タローの世話をする石岡小学校の子供や大人たちとの交流をやさしい眼差しで描く。

 昭和39年茨城県石岡市の東小学校に保護された1匹の犬。「タロー」と名付けれたその犬は、ある日から石岡駅までの2キロの道のりを往復するようになる。駅通いは17年も続いたが、タローが駅で誰を待っていたのか誰も知らなかった…。

 タイトルにある「石岡」とは、茨城県石岡市に実在する「石岡駅」、そして「タロー」とは、その石岡駅に17年間も通い続けていた、実在した保護犬の名前だ。現在、茨城県石岡駅の前には、「石岡のハチ公」として「タロー」の石像が建てられている。石岡市に住む人にとっては、最も有名な保護犬と言っても過言ではない。

 脚本・監督を手掛けるのは、『おるすばん』など短編映画を多数制作し、本作が長編デビュー作となるの石坂アツシ。その優しい眼差しと、台詞に頼ることなく、映像の力で、人と犬とのドラマを魅せる演出が冴え渡る。

 タローを取り巻く人々を演じる俳優陣も実力派揃い。舞台となる石岡市の東小学校の心優しい校長役に山口良一、タローが待っていたヒロイン恭子役に渡辺美奈代、その恭子の子供時代を『ばからもん』の寺田藍月が熱演する。

 昨年10月より、舞台となる茨城県他の映画館12館にて先行公開された本作は、口コミにより劇場の拡大が決まり、昨年の12月31日現在で1万355人を動員するヒットを記録。舞台となった石岡市の人口(15歳以上)が約6万2千人のため、6人に1人が見た計算となる。

 さらに、昨年11もの海外映画祭に正式招待され、ローマインディーズ映画祭(イタリア)、インディーズ映画スパーク映画祭(オランダ)、インド・インディペンデント映画祭(インド)、ザ・チョイス国際映画祭(インド)、ベスト・インディー・フィルムアワード(全世界)にて、最優秀長編映画賞の5冠を達成するなど、国内外で高い評価を得ている。

 今回、本作が3月29日より東京公開されることが決定。東京を皮切りに全国公開へと走り始める。また、東京公開記念として、3月16日にすみだリバーサイドホール ミニシアターにて先行上映会の開催も決定した。当日は映画の上映に加え、出演者の山口良一、菊池均也、青木日菜、石坂アツシ監督、さらに“保護犬”タローを演じたチャッピーチャビ、ダイも来場予定だ。先行上映会への参加は、公式エックス(旧ツイッター):@ishiokataroをフォロー&リポストした方の中から抽選となる。

 あわせて、タローや、タローを取り巻く人々との交流をとらえた新規場面写真9点が解禁。キャストからのコメントも到着した。

 映画『石岡タロー』は、3月29日より全国順次公開。

※キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■山口良一

 実は私は、ほぼペットというものを飼ったことがありません。中学生の頃、うちに猫がいましたが、それくらいでしょうか。今も何も飼っていません。が、最近、犬や猫の動画をよく見ています。飼えないんですが、だからこそ動画で楽しんでるのでしょうか。タローのことも、ペットを飼ってる人の目線というより、自分がタローになった気持ちです。できればタローを演じてみたかったくらいです。年齢もあり、これから犬を飼うことはないと思いますが、タローの思いはずっと抱いていたいと思います。

■渡辺美奈代

 2021年に撮影が終わってから公開を楽しみにしていました。17年間駅に通い続けたタローの一途な姿と石岡の皆さんの温かさに心を打たれるとても感動的な物語です。たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです。

■寺田藍月

 みんなに石岡タローをみてもらえるのがたのしみです! かわいい子犬となかよしなところをみてね!

映画『石岡タロー』ポスタービジュアル (C)2023 ONE POINT SIX