プレミアリーグ第27節が3日に行われ、伝統の“マンチェスター・ダービー”は3-1でマンチェスター・シティの勝利に終わった。試合後、マンチェスター・シティのクラブ公式HPが、同試合でキャプテンマークを巻いたイングランド代表DFカイルウォーカーのコメントを伝えた。

 試合は立ち上がりの8分、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが目の覚めるような一撃を叩き込み、マンチェスター・ユナイテッドが先手を取る。マンチェスター・シティは1点ビハインドハーフタイムに突入したが、後半に入るとイングランド代表MFフィル・フォーデンが魅せた。55分にボックス手前からカットインして豪快なミドルシュートを叩き込むと、80分にはアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスとのパス交換からボックス左へ入り込んで逆転ゴールを記録。後半アディショナルタイムにはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドにも得点が生まれ、最終的には3-1で勝利したマンチェスター・シティが、ダービーにおける初の逆転勝利、そして宿敵相手のシーズンダブルを達成していた。

 同試合にフル出場したウォーカーは、2得点を挙げたフォーデンに言及。「彼はとにかくシュートが大好きだね。熱心に練習もこなすし、時間があれば居残りでシュート練習に励むような選手だ。実際、彼のゴール数も増えているし、その成果だと思うよ」と語っただけでなく、2017年頃から用いられているというフォーデンニックネームの由来にも触れ、次のような言葉で称賛した。

「彼はシュートを打つのが本当に好きだから、“スナイパー”と呼んでいる。彼が左足を振る時は、クオリティ、落ち着き、シュートポジションを選択する上手さが際立っている。1点目は本当に見事だった」

「左サイドからボックスへ侵入して決めた2点目について、フィルがあのような位置にいるのを見かけない人も多いと思う。だけど、彼はそのような位置でも問題なく結果を残す。彼の柔軟さを証明しているよね。両サイドプレーするだけでなく、今や中央も任されているのだから」

「彼はチームのために大きな責任を背負っている選手だ。僕らチームメイトは彼のことを信頼しているし、彼のような選手が必要だとも思っている。彼がチームを勝利へ導いてくれるんだ。今シーズンの彼は、一流というほかない。今現在の姿は、彼が自分自身に課した基準であり、僕らチームメイトと監督が彼に要求する基準でもあり、そして今後も維持しなければならない基準なんだ」

 また、試合全体を振り返ったウォーカーは、1点ビハインドで終えた前半について「決して僕らのプレーが悪かったとは思わない。僕自身は、ハーフタイムにドレッシングルームで『決して悪くない前半だった』と言ったよ」と語る。「マーカスのゴールはクロスバーに当たってネットを揺らしたんだ。失点が好きかと問われればそんなことはないが、フットボールの世界では、あのようなゴールに脱帽せざるを得ない時だってある」とラッシュフォードのゴールを褒め称えた。

 ウォーカー曰く、失点の後で重要になるのは“リーダー”を呼ばれる選手たちの言動だという。「あのようなスーパーゴールが決まった後でも、リーダーである僕らは、みんなを奮い立たせ、あまり落ち込まないようにしなければならない。僕らには多くの試合経験がある。特に、ここでの試合は、試合終了のホイッスルが吹かれるまで何が起こるかわかないことが多い。となれば、僕らは最後の最後まで前を向いて取り組むべきだ」と主張。ウォーカーの言葉通り、最終的には逆転勝利を飾ることとなるが、「幸運なことに、フォーデンが後半の早い時間帯に同点ゴールを決めてくれた。追いつくことさえできれば、攻撃時の圧力を維持することで、2点目が入るのは時間の問題だとわかっていたよ」と自信を示した。

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ウォーカー(右)がフォーデン(左)を称賛 [写真]=Getty Images