日本の「黒い豆」がすごい!

「豆」と言えば、植物性タンパク質が豊富で、栄養がたっぷり!特に、大豆はポリフェノールの一種で抗酸化作用のあるイソフラボンは、女性にうれしい効果がたっぷり!女性ホルモン「エストロゲン」と似た作用があります。大豆を原料とした豆腐、豆乳、納豆などを積極的に食べている人も多いのでは?

でも、スーパーの食品売り場に並んでいる豆を見ると、他にもたくさんの種類の豆がずらり。中でも、黒豆、小豆、金時豆の栄養素がすごいんです!日本に古くから親しまれている「3大黒い豆」のそのパワーとは?

エイジングケアの切り札!黒豆

正月のお節料理には欠かせない黒豆。表面の黒い皮にはポリフェノールの一種アントシアニンがたっぷり。目にいいという印象がありますが、抗酸化作用、コラーゲンの安定、毛細血管を保護して血流をサラサラにする効果も。

また、さらに強い抗酸化作用のあるプロアントシアニジンも含まれています。その抗酸化作用はビタミンCの約20倍、ビタミンEの約50倍にも!エイジング対策にもってこいの豆なのです。

赤飯をパワーフードにする小豆

赤飯は縁起ものにも欠かせませんよね。その原料となる小豆。小豆には白米に比べて約3倍のタンパク質が含まれていて、カルシウム、鉄分は約12倍も含まれています。さらに食物繊維も豊富で、ゴボウの3倍、サツマイモの8倍含まれているのです。

お赤飯もち米のカロリーが気になりますが、その分量を少なくしても栄養たっぷりなので、運動前後の糖分&タンパク質補給にもオススメです。

食物繊維の宝庫!金時豆

甘く煮たり、サラダにしたり…。料理にもお菓子にもなるのであると便利な金時豆。大きな粒なので食べ応えがありますが、実はインゲン豆の一種です。カルシウムをはじめ、鉄分、カルシム、亜鉛などのミネラル分、さらにビタミンB1、B2、B6を豊富に含んでいます。食物繊維の量も多く、大豆の約1.7倍。しかも、近年ヨーロッパでも重要視されてきているORAC値(活性酸素吸収能力)は豆類の中でもトップで、その量は高い抗酸化力の知られる赤ワインの約1.5倍と言われ、そのパワーを見直されてきています。ヨーロッパのヘルシー志向の人達の間ではおなじみの食材なのです。

国産の豆を上手に使って

豆を調理するのは下ごしらえが面倒だったりしますが、最近は缶詰やパックでもさまざまなアイテムが登場しているので、手軽に調理に使えそう。

そこで、気になるのが、遺伝子組み換えがされていないかどうか。「遺伝子組み換えをしていない」と表記されていても、この表示にはさまざまな“抜け穴が”あり、特に輸入缶詰めなどは製造管理過程での確認しにくく、表示そのものも信用できるかは疑問。黒豆、小豆、金時豆の「黒い豆」は、北海道など国内で栽培されているので、ぜひ国産のものを選んで。

種類によってさまざまな恩恵を受けられる豆類。毎日の食事に上手に取り入れて、美容と健康の味方につけましょう。

食物性タンパク質の王者、3つの豆を美の味方に!