岐阜県教育委員会は4日、トイレに小型カメラを設置し逮捕された、御嵩(みたけ)町立向陽中学校の男性教諭(57)を、停職6か月の懲戒処分にしたと公表。

トレンドニュースキャスター取材班は、教委の人事担当から詳しい話を聞いた。

罰金30万円

岐阜県教委によると、男性教諭は今年1月20日午後8時5分ごろ、可児市内にある飲食店の男女共用トイレ内に、動画撮影機能を起動させた小型カメラを設置。

その後、警察に逮捕され、撮影未遂の罪で罰金30万円の略式命令を受けた。

教諭は、教委の聞き取りに「他の客がトイレに入っている姿を撮影したかった」と話したという。

逮捕=懲戒免職ではない

教諭は、1日付けで停職6か月の懲戒処分となったが、同日に依願退職。

依願退職のため、退職金も支給される。

(画像:岐阜県庁)

今回、懲戒免職にならなかった理由について、人事担当は「逮捕されたからといって、必ずしも懲戒免職になる訳ではない」と話す。

今回の処分が妥当かどうかについては「総合的に判断し、停職6か月が妥当」と語った。

感覚をおかしくしている理由

ネットでは「新卒で、社会人経験がないまま教員になるケースがほとんど。その後、児童や生徒相手の『一国一城の主』となる」。

(画像:イメージ)

「こういった経緯が、感覚をおかしくしているのでは?」といった声があがっている。

盗撮目的で逮捕された中学校教諭 停職6か月で依願退職・退職金支給 教諭は「トイレに入っている姿を撮影したかった」