千葉や群馬エリアで「スペーシアX」を活用した特急の定期化の可能性は?

「スペーシアX」が野田線や群馬地区で運行へ

東武鉄道は2024年3月4日、新型特急車両「スペーシアX」の運転エリアを拡大すると発表。第1弾として3月12日に大宮~東武日光間で団体臨時列車「スペーシアX特別運行OMIYA」を運転すると明らかにしました。今後、6月頃に群馬エリア、8月頃に千葉エリアでも臨時列車を運行するとしています。

これまで「スペーシアX」は2編成しかありませんでしたが、新たに2編成が増備され、運行区間の拡大が可能になった背景があります。東武鉄道によると、3月16日ダイヤ改正後、4編成のうち3編成を毎日の定期列車に使用し、予備車となる1編成を活用して団体臨時列車を運行するといいます。

東武鉄道は「群馬エリアと千葉エリアのどの区間を運行するかについては、現在検討中です」(広報部)と話します。また今後、大宮や千葉、群馬エリアで「スペーシアX」を使用した特急を定期運行する可能性については「定期化は考えていません。予備車の活用により、貸切列車など様々なニーズに応えていければと考えています」(同)と話します。

今回の「スペーシアX」の運転エリア拡大は、あくまで臨時列車として様々なニーズに応えることが目的としています。

「スペーシアX」(画像:写真AC)。