アニメ「サザエさん」放送55周年の前祝いとして、3月31日午後6時から1時間スペシャルが放送される。

スペシャル放送されるのは「美味しい歴史の旅」「穴子さんの遊園地」「ハンコください」「ワカメの桜さがし」の4エピソード。なかでも「美味しい歴史の旅」では、サザエさん一家が「日本三大史跡」と呼ばれる福岡県太宰府跡、奈良県の平城宮跡、宮城県の多賀城跡を旅する特別エピソードとなっており、三大史跡全てが「サザエさん」に登場するのは初めて。おなじみの舞台・あさひが丘を飛び出したサザエさん一家が、歴史学者の大学教授とその娘とともに、歴史を巡る旅を繰り広げる。

各エピソードのあらすじ、フジテレビ編成部の渡辺恒也氏のコメントは以下の通り。

■「美味しい歴史の旅」あらすじ
海平に送る荷物のなかに、サザエが間違ってカツオの15点のテストを入れてしまう。すぐさま海平から「カツオを連れて、太宰府天満宮にお詣りに来るように」という電話があり、福岡にやってきたサザエさん一家は、現地で歴史好きの大学教授とその娘と知り合う。

■「穴子さんの遊園地」あらすじ
子どもたちと遊園地に行くために電車に乗ったマスオは、社内で寝ている穴子を発見する。徹夜で麻雀をした挙句、電車を間違えてしまったという穴子は、朝帰りして奥さんに怒られることを恐れて、マスオたちと一緒に遊園地に行くと言い出す。

■「ハンコください」あらすじ
近所にお届けものをしたことをきっかけに、ハンコに興味を持ったタラちゃんカツオに芋版のハンコを作ってもらうが、名前が逆さまに掘られた格好の悪いハンコだったため、マスオに自分のハンコが欲しいとねだるも「まだ早いんじゃないかな」と言われてしまう。

■「ワカメの桜さがし」あらすじ
桜が咲き始め、花見の時期がやってきた。マスオの会社の同僚は、花見の場所を探して歩き回った末にようやく良い場所を見つけたのに、隣の大学生たちが大騒ぎしていたために花見を楽しめなかったという。その話を聞いたサザエさん一家は、「たしかに花見の場所は大事だ」となり、ワカメは「自分がいい花見の場所を見つける」と張り切る。

【渡辺恒也(フジテレビ編成部)】
アニメ『サザエさん』の放送55周年を前に、サザエさん一家が家族の歴史に思いをはせるスペシャルストーリーをお届けします! 縁があって宮城県の多賀城跡を訪れる機会があったのですが、その土地に代々根付いてきた"歴史の息づかい"のようなものを感じました。大宰府跡のある福岡県は『サザエさん』の生みの親・長谷川町子先生のゆかりの地でもあり、奈良県の平城京跡も合わせて日本三大史跡を巡って、サザエさん一家が日本を縦断するお話を作りたい!と思いできたのが『美味しい歴史の旅』です。その他のエピソードも春の訪れを感じさせる楽しいお話ばかりです。是非、ご家族みんなでお楽しみください!

放送55周年の前祝いで1時間スペシャル!