Shimbolは、アルミ筐体、DCI-P3色域、2000nit(Memory 7 Proは2200nit)の輝度を持つ7インチフルHD IPSタッチスクリーンを搭載したオンカメラモニター「M7」「Memory 7 Pro」を発売した。両製品とも、同じ筐体を共有し、3G-SDIおよびHDMI入出力、NP-FバッテリープレートSDカードスロット、各種モニター機能を搭載。さらに、Memory 7 Proは、内蔵MP4ビデオ録画機能とタイムコードをサポートしている。

中国の深センに拠点を置く同社は、ビデオモニターとワイヤレスビデオトランスミッターに注力しているという。

M7、Memory 7 Pro-明るいディスプレイ

Shimbol、「M7」モニター、「Memory 7 Pro」モニター/レコーダー発表

両製品のディスプレイは、FullHD(1920×1080)解像度7インチTP IPSタッチスクリーンパネルで、ピーク輝度2200nit(cd/m2 Memory 7 Pro)または2000nit(M7)、コントラスト比1800:1、DCI-P3色域(Delta E<1)、視野角170°というスペックを備えている。

3G-SDIとHDMIの入出力と記録

モニターは3G-SDIとHDMIの両方の入出力を備えている。3G-SDIは最大1080 60P(HDMI経由)で、両製品とも最大4K30の信号入力をサポートしている。Memory 7 Proのビデオ録画機能は、HDMIとSDI入力の両方に対応しており、タイムコード録画にも対応している。

Shimbol、「M7」モニター、「Memory 7 Pro」モニター/レコーダー発表

レコーダーはMP4ビデオフォーマットをサポートし、記録されたクリップSDカードに保存される。

モニター機能

モニターはカスタム3D LUTをサポート(録画と再生の両方)。LUTは特定のカメラ用にプリインストールされており、カスタムLUT用に99個の追加スロットがある。

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その他の機能には、カスタムRGB調整、フォールスカラー、アナモフィックデスクイーズ、マスク、ベクトルスコープ、ヒストグラムなどがある。両モニターはHDRモニタリングが可能で、HLGモードも内蔵。新しいUIデザインは、より簡単なタッチ操作とすべての機能への迅速なアクセスのためにアイコンを利用している。

シャーシ、接続、電源

両製品のシャーシは、CNC切削加工を組み込んだアルミニウム製で、M7はブルーグレー、Memory 7 Proはブラックとなっている。重量と寸法は両製品とも同じで、455g、178.8×110.8×20.3/28.3mm。

ビデオ入出力に加え、モニター接続インターフェースには、オーディオモニター用の3.5mmヘッドフォンジャックSDカードスロットを装備。電源入力については、両モニターはデュアルNP-FバッテリースロットとDC電源入力コネクターを装備。消費電力は10W以下である。

Shimbol、「M7」モニター、「Memory 7 Pro」モニター/レコーダー発表
Shimbol、「M7」モニター、「Memory 7 Pro」モニター/レコーダー発表
Shimbol、「M7」モニター、「Memory 7 Pro」モニター/レコーダー発売