玉城ティナ飯豊まりえがW主演を務める、極限のゾンビサバイバル「君と世界が終わる日に」シーズン5(Huluにて独占配信中/毎週金曜日エピソード更新)。3月8日(金)には最終話の独占配信が開始する。それに先駆け、最終話の予告映像や2組のカップルの軌跡を追うスペシャル映像が公開された。

【写真】玉城ティナ“明日葉”を後ろから抱きしめる溝端淳平“加州”

■「理想を語るのはもうやめろ!」冬馬の言葉に明日葉が下した決断とは…

最終話で明日葉(玉城ティナ)は、【タワー】と【アンダー】の共存を掲げて動き始める。そして冬馬(柿澤勇人)とレジスタンスの坪井(小久保寿人)と力を合わせ、【タワー】の代表・漆原(尾美としのり)との交渉へと挑む。

しかし漆原の策略で交渉は失敗に終わり、さらには漆原が坪井の攻撃により命を落すという展開に…。最終話では、そんなユートピアの実情を結月(横溝菜帆)から聞いた秋吉(本郷奏多)が大群と共に都市周辺を制圧し、「命が惜しければ立ち去れ」とユートピアの全住民へ立ち退きを要求。

「彼らとは闘ってはいけない」と明日葉は【タワー】に戻り主張するが、父を殺されて他勢力との共存は不可能だと悟った冬馬は「理想を語るのはもうやめろ!」と一蹴する。

その頃、佳奈恵も結月にユートピアとの共存を訴るのだが、結月は「佳奈恵ちゃんとは闘いたくない」という切ない言葉を口にする。

【タワー】と【アンダー】、そして秋吉らの外部勢力がユートピアに集結し、互いを排除しようと闘いに備える中、明日葉、そして佳奈恵は最後の決断を下す――。

■2組のカップルの軌跡を辿るスペシャル映像が公開

最終回を目前に、いくつもの困難を乗り越えてきたキャストのインタビューとともに振り返る2組のカップルの軌跡スペシャル映像も解禁された。

残された文明を守ろうとする【タワー】と仲間のいる【アンダー】の二つの世界で板挟みになりながらも、懸命に共に歩む道を探ってきた明日葉役の玉城ティナ。「明日葉の決断が物語を動かす軸になっていた」と、精神的な過酷さがあったことを振り返りながら、シーズン5については「人間同士の本心のぶつかり合い、醜さや何を一番大切にするのかなど、人間同士の関わり合いを経ての成長があった」とコメントしている。

一方、明日葉に想いを寄せながらもその気持ちを伝えられず、何とかして明日葉と再会しようと文字通り命懸けの行動を繰り返す加州を演じた溝端は、「明日葉という女神のような人と出会って、彼女のおかげで人間の心を保つことができた」と振り返り、シーズン5について「愛の要素が強いので、荒廃した世界の中で信じ続ける、相手を想い続ける尊さみたいなものが、この作品のテーマなのではないかと思う」と語っていた。

飯豊演じる佳奈恵は、シーズン1からの数少ない生存者。シーズン3ではパートナーの等々力(笠松将)を亡くしている。そんな佳奈恵について飯豊は、「シーズン4までは、いつ死んでもいいと思っていたと思うし、死が怖くなくなっていた。むしろそっちの世界に行った方が彼女にとっては幸せなんじゃないかと思っていた」と語っているが、そんな佳奈恵の元に現れたのが、前田公輝演じる元詐欺師の海斗。考え方の違いでぶつかりながらも、佳奈恵を見守り助けてくれる海斗について「どこまで行っても佳奈恵を見つけて、手を差し伸べてくれる。海斗の存在を光のように感じていた」と振り返っている。

そんな海斗は、シーズン5第4話で佳奈恵らアンダーの人々を助けるためにゴーレムを呼び寄せ、たった一人で大群と共に扉の向こうに消えるという、衝撃の展開が描かれた。危険を冒してまで佳奈恵を守ろうとする海斗について前田は、「『そんな自分は海斗じゃない』という葛藤があったんじゃないか」「うごめく感情みたいなものは激しかったと思う」と言いながらも、「初めて純粋に一人の女性のことを想って、希望みたいなものが佳奈恵になった」と語っている。

「君と世界が終わる日に」シーズン5 最終話より/(C)HJホールディングス