阿部巨人の今シーズンの戦いぶりに注目が高まっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 現役時代は巨人、横浜で活躍し、昨季までDeNAの2軍監督を務めた仁志敏久氏が、野村弘樹氏とともにスポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演、今季のセ・リーグ順位予想を行った。

【動画】仁志敏久&野村弘樹!セ・リーグ順位予想2024!

 仁志氏が予想する順位は以下の通り。

1位・阪神 2位・DeNA 3位・巨人 4位・広島 5位・ヤクルト 6位・中日

 昨年に引き続き阪神が優勝すると予想。理由としては「ここ数年1度優勝すると、2、3年続く」とし、近年は広島がリーグ3連覇(2016-18)、巨人(2019-20)、ヤクルト(2021-22)が連続優勝を果たしているように、阪神の連覇達成を予想した。

 連覇を達成できる要因としては、Vメンバーの入れ替えがほぼないことを挙げた。「チームの変化がほとんどない、弱みがほとんどない。勝ち方を一度覚えた選手が変わっていないということは勝つ要素が大きいのでは」と、このオフも大きな補強をせず昨年とほぼ同じメンバーで戦うことが予想される阪神も、同じことが言えると語った。

 そして、阿部慎之助新監督が就任し、注目が高まる、古巣の巨人は3位予想となった。「昨年より下ということは絶対ない」と昨季の4位以下に落ち込むことはないとしながらも「まだポジションが不確定な部分もある」として3位に予想。現在チームはし烈な外野手争いや、救援陣の構築なども含めて、土台作りの最中。打線も含め、シーズンが始まってからでないとチームの形が見えないことで3位予想にしたという。

 また、昨年まで2軍で指揮をとり、チームを知り尽くしているであろうDeNAの予想は2位。打撃面では「12球団トップクラス」と、侍ジャパンの常連、牧秀悟をはじめ昨年の首位打者宮﨑敏郎率いる強力打線に期待。

 その一方で、昨年まで在籍したエース・今永昇太トレバー・バウアーの去就も不透明となっていることで投手力にやや不安があるとしながらも、「ピッチャーはいないわけじゃない」とコメント。昨年終盤に存在感を示した右腕、大貫晋一などの名前を挙げつつ、駒はそろっているとした。彼らをうまく起用していくことで今永・バウアーが抜けた穴の半分近くは十分埋まるとした。

 そして最下位には今年監督就任3年目となる立浪和義監督率いる中日をあげた。オフには巨人を自由契約となった中田翔の電撃入団もあり話題となったものの、今は若手の成長段階でもあり、チームは耐える時期だと見解を述べ、中田に加え同じく巨人から移籍した中島宏之らベテランの力を借り戦いながら、チームとしての成長を期待した。

 いよいよ開幕まで1か月を切ったプロ野球。今年はどんなドラマが生まれるのか、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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