和牛受精卵の生産・販売・移植・技術開発を宮城県鹿児島県で行う株式会社ノースブル(本社:宮城県仙台市、代表取締役:菅原紀)は、鹿児島県霧島市に新事務所を建設、2024年3月1日(金)よりOPU体外受精事業およびウシ卵子培養受託事業を開始することをお知らせいたします。
当社獣医師が実施するOPUは九州南部および北海道の道央、道東エリアにて培養まで可能となります。対象エリアでは初回トライアルOPUも実施してまいります。さらに、開業獣医師や団体獣医師からの培養受託トライアルも実施してまいります。

株式会社ノースブルは、信頼は技術からというスローガンのもと社会環境に左右されやすい畜産・酪農業界において、成長とチャレンジを模索する農業経営者に、受精卵生産移植の専門的技術で貢献します。

受精卵移植とは、和牛から採取した受精卵を乳牛に移植し、乳牛から和牛を出産させるという、いわば“代理母出産”の技術。和牛農家・酪農家双方の収益増に貢献する技術として期待される一方、専門性の高さや技術者不足が足枷となり普及が進んでいないことから、当社ではこれまでも若手技術者の育成に注力し、受精卵移植実施数の底上げに貢献してまいりました。

また当社では、受精卵技術をもっと身近に、誰にでも利用していただけるような体制を整えるため、2022年5月に日本有数の和牛の産地である⿅児島県に和牛受精卵の生産の拠点として霧島支店を開設し、体内受精卵の生産を中心に取り組んでまいりました。

2023年12月に完成された新事務所

そしてこの度、当社霧島支店では、2024年3月1日よりOPU(生体卵子吸引技術)体外受精事業およびウシ卵子培養受託事業を開始いたします。 霧島支店では本格的な体外受精卵の生産業務実施のため昨年より新事務所を建設しておりましたが、この度培養室が完成致しましたので、新規事業として展開いたします。

代表菅原(写真1番左)と霧島支店職員

OPU体外受精の大きな魅力は短期間に多くの受精卵生産が可能な点、妊娠牛や未経産牛などでも実施可能な点、必ずしも発情周期に縛られず、ホルモン処置を行わなくても実施可能な点などが挙げられます。一方でOPUから体外受精まで一貫して行うためには高額な機材が数多く必要です。この度完成した培養室は、体外受精に必要なCO2インキュベーターやマルチガスインキュベータークリーンベンチなどを複数台設置することで大量の卵子の培養が可能になりました。それによりOPU体外受精のご依頼はもちろんのこと、卵子培養の委託のみをご希望される場合も対応可能となり、和牛農家・酪農家に限らず受精卵業界に携わる技術者のニーズにも応えることで畜産・酪農業界の更なる発展に尽力いたします。

新設された培養室
ガスインキュベーターおよびクリーンベンチ

当社は培養施設を持たない開業獣医師によるOPU、各種団体によるOPUの培養受託を実施すべく、地域の中核的なセンターとなれるよう準備してまいりました。

OPU技術料金は1頭につき40,000円、培養基本料金は1頭につき15,000円を設定しております。 OPUおよび培養受託については、それぞれ頭数を増やすことでご利用しやすい価格に減額できるようにさせていただいております。

当社獣医師が実施するOPUは九州南部および北海道の道央、道東エリアにて培養まで可能となります。対象エリアでは初回トライアルOPUも実施してまいります。さらに、開業獣医師や団体獣医師からの培養受託トライアルも実施してまいります。

詳細に関しましては、当社のホームページまたはfacebookなどのSNSをぜひご覧ください。

HP:https://www.northbull.jp

facebook:https://www.facebook.com/155917377848394?ref=embed_page

instagram:https://www.instagram.com/northbull.inc?igsh=MWhsNDNrZXVja2hzOA%3D%3D&utm_source=qr

●OPUとは

OPU(Ovum Pick-Up、生体内卵子採取)とは、専用の超音波装置を用いて牛体の卵巣を腟壁越しに穿刺し、未成熟卵子を卵胞液と共に吸引・回収する方法です。ホルモン剤を投与して採胚する体内胚採卵の方法とは異なり、ホルモン剤を投与せずに毎月または2週間に1度の間隔で未受精卵子を採取する方法のため、生産できる受精卵の個数が増加します。

●体外受精とは

未受精卵子と凍結精液を顕微鏡下で直接受精させる技術を体外受精といい、当社ではOPU-IVF(生体内卵子採取-体外受精)を用いて体外受精卵を生産しています。
当社が生産した体外受精卵は体内受精卵と同様の凍結保存が可能であり、遜色ない受胎性が確認されています。

当社で培養した体外受精卵

新規事業についてのお問い合わせ先

株式会社ノースブル 霧島支店(培養責任者:瀧上結葵 家畜体外受精卵移植 宮城県第2607号)

住所:〒899-5114 鹿児島県霧島市隼人町西光寺292-2

TEL:0995-73-6890

Mail:northbull.takigami@gmail.com

●ノースブルについて
「技術を高めチャレンジできる環境を 高度な技術で日本の農業経営にゆとりを 社員と農業経営者の笑顔をつなぐ企業を目指す」というビジョンを掲げ、和牛農家から和牛の受精卵を生産し、乳牛に和牛の受精卵を移植・出産させるビジネスを行っています。
受精卵生産を行う直営牧場、移植業務を行う人工授精所、受精卵販売、日々研究が進む最新技術を生産現場の利益に結びつける技術開発、それに伴う技術者のトレーニングシステムを構築することで、高品質な受精卵を生産することを可能に。2015年に事業を本格的に稼働開始、その年の農林水産省の体内受精卵移植及び体外受精卵移植の実施状況報告において全国4位、東北1位の実績を収めており、以降着実に受精卵移植数を伸ばしています。

【会社概要】
名称:株式会社ノースブル
本社:宮城県仙台市⻘葉区芋沢字⻘野木343-2
TEL:022-796-3988
設立:2011年8月8日
代表: 代表取締役菅原紀
事業内容:牛受精卵の生産・移植・販売・管理指導・技術開発
HP:https://www.northbull.jp

配信元企業:株式会社ノースブル

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