真田広之が主演&プロデュースを務めハリウッドの制作陣が手掛けるドラマ「SHOGUN 将軍」(全10話/毎週火曜に配信※最終話4月23日[火]配信予定)の第3話3月5日ディズニープラスのスターで配信された。ハリウッドが本気で制作する日本の時代劇として配信前から大きな注目を集めてきた本作。3話でいよいよ真田演じる戦国武将・吉井虎永やアンナ・サワイ演じる戸田鞠子による殺陣シーンが登場し、その緊迫感と迫力で視聴者の度肝を抜いた。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】佇まい、殺陣、言葉…只者ではないオーラをまとう戸田鞠子(アンナ・サワイ)

■虎永、家臣たちを大坂から連れ出す

「SHOGUN 将軍」は、ジェームズ・クラベルのベストセラー小説を原作に、日本に漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針=コズモ・ジャーヴィス)の視点から戦国の陰謀と策略を描いた物語。「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたエグゼクティブプロデューサーのジャスティンマークスに加え真田も制作陣に名を連ね、ハリウッド制作陣が本気で作り上げた戦国スペクタクルだ。

虎永は徳川家康、石堂(平岳大)は石田三成インスパイアされたキャラクター。第3話「明日は明日」では、天下の覇権を争う虎永と石堂のヒリヒリとした心理戦が描かれた。家臣を大坂から連れ出せなければ敗北が確実となることを悟った虎永は、家臣たちを網代へ向かわせる。一行の中にはブラックソーンと、その通訳として行動を共にする鞠子の姿もあった――。

真田広之アンナ・サワイが殺陣で魅せる

虎永と石堂を中心とした策略の仕掛け合いがスリリングに描かれた第3話。言外の腹の探り合いやキリシタンたちも巻き込んだ勢力争いなど、片時も目が離せない展開が続く一方で視聴者に強烈なインパクトを与えたのが、虎永一行に敵方が夜襲をかけるシーンだ。

山の中を行く一行を突如、先端に火のついた矢が襲った。闇に紛れ、崖上から敵が攻撃を仕掛けてきたのだ。虎永も刀を構え、襲い掛かる敵に対峙(たいじ)していく。真田が学生時代から千葉真一さん率いるジャパンアクションクラブ(JAC/現:ジャパンアクションエンタープライズ)で磨いたアクションがさえわたる。

その姿を見て鞠子も「手助けしなければ」と、なぎなたを手に応戦。着物姿だが構わず腰を低く落とし、なぎなたを素早くコントロールしながら敵の刀に対抗する姿が勇ましい。主君のためにためらいなく戦場に身を投じていく鞠子やその夫・広勝(阿部進之介)ら、戦国日本を生きた人々の生き様も鮮明に描かれていく。

真田の見事な太刀さばきはもちろん、サワイがトレーニングを重ねて習得した速さ、迫力ともに見応えある殺陣シーンには視聴者からも「鞠子様のなぎなた、カッコいい!!」「殺陣の迫力がすごい」「真田氏の殺陣はもはや国宝級」「このクオリティの殺陣シーンがハリウッド作品で見られるとは!」といった興奮の声が飛び交った。

黒船が出航するシーンでは、ブラックソーンがもう一つの船を操り頑丈な黒船に対抗しようとする場面も。実物大の船のセットを用いて限りなくリアルに撮影する“ハリウッドの力技”によって作られた、まるでスクリーンで見ているかのような大迫力の映像が視聴者の度肝を抜いた。

ハリウッドならではのスケールの大きさと繊細な日本の美学が共存するストーリーに、SNS上には「スケールがすごい!」「ディズニーハリウッドの総力を結集した映像」と驚きの声が上がっている。

次回、第4話は3月12日(火)に配信。数々の困難を潜り抜け、絆が生まれつつある虎永とブラックソーンこと按針、そして鞠子。そんな中、虎永に五大老の脅威が迫る。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

真田広之、アンナ・サワイらの殺陣がすごい!「SHOGUN 将軍」第3話場面写真/(C)2024 Disney and its related entities Courtesy of FX Networks