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 カップルにとって晴れの舞台となる結婚式は、誰もが完璧な1日にしたいと思うことだろう。しかし、メキシコヴァージンロードを歩いていたある花嫁は、純白のウェディングドレスに真っ赤なペンキを投げつけられた。

 実はこの結婚に反対していた新郎の母親が、お金で人を雇い花嫁に嫌がらせをしていたのだ。

 以前から嫌がらせは続いていたそうだが、それで2人の愛が壊れることはなく、着替えた花嫁と新郎は無事に結婚式を終えることができたようだ。

 いったいなぜ、新郎の母親は、この女性をこれほどまでに毛嫌いしていたのだろうか?

【画像】 富裕層の男性が一般女性と恋に落ちる

 メキシコ・ソノラ州シウダ・オブレゴン市の裕福な家庭に生まれた男性は、ある日運命の女性と出会った。それが、将来の伴侶となるアレクサンドラさんだった。

 アレクサンドラさんは、男性とは対照的に一般的な家に育ち、質素な暮らしをしていた。

 同じような身分の女性と結婚することを男性に望んでいた家族は、アレクサンドラさんがお金目当てで近付いてきたと思い込んでいた。

 だが二人はお互いの人間性に惹かれあい、純粋に愛し合っていたようだ。

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pixabay

交際中からずっと男性の家族から嫌がらせ

 両親のみならず、男性のきょうだいまでも、2人の交際を止めさせるため、ありとあらゆる嫌がらせや妨害工作をし始めた。

 彼らは何度もアレクサンドラさんを脅し、嫌がらせのために複数のSNSアカウントを作り、アレクサンドラさんがいかがわしい行為をしているように見せかけた。

 男性が問い詰めると、きょうだいたちはそろって否定した。

 しかし妨害はやむことなく、次にきょうだいはアレクサンドラさんに男性と永久に別れるよう手切れ金として未記入の小切手を突きつけ、お金で誘惑しようとした。

 アレクサンドラさんは好きな金額を書くことができる小切手を受け取ることはなかった。

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 彼女は辛い思いをしていたが、嫌がらせに屈することは一度もなかった。男性と一緒にいられることが、アレクサンドラさんにとっては何より幸せだったのだ。

 そして、ついに男性はアレクサンドラさんとの結婚を決め、2人は婚約した。

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結婚に猛反対した男性の家族が結婚式を妨害

 男性の家族が、2人の結婚を許すはずがなかった。男性の家族はアレクサンドラさんを家族に迎えることを断固として拒否した。

 婚約を知った男性の母親は怒り、心臓発作を装って入院した。母親は息子を責め、医療費を全額負担するよう要求したという。

 どんなことをされようが男性はアレクサンドラさんとの結婚を諦めなかった。そして結婚式を2月18日に執り行うことに決めた。

 新郎の家族は全員が出席を拒否した。しかし出席しないからといってそれで終わりにしようとは思うはずもなかった。

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純白のウェディングドレスに赤いペンキが投げつけられる

 結婚式の当日、教会の前に立ったアレクサンドラさんは父親の手をつかみ、美しい白いドレスでヴァージンロードを歩く準備をしていた。

 そのとき、背中に大きな飛沫が飛ぶのを感じた。招待客たちは、恐怖の叫び声を上げた。

 最初、ドレスに水しぶきがかかったかのような感触を受けたアレクサンドラさんは、招待客らのショックを受けた顔を見て、自分のドレスに目をやった。

 純白のドレスは血のように赤い液体にまみれていた。友人たちは、なんとか慰めの言葉をかけようとしたが、アレクサンドラさんは事態を察した。

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 犯人は、花婿の母親がお金で雇ったチンピラ3人の仕業だった。チンピラの2人は赤いペンキの缶を2つ花嫁に投げつけ、3人目はその様子を携帯電話で録画した。

 幸せの瞬間を台無しにされたアレクサンドラさんは恐ろしい襲撃に震え、汚れたドレスから着替えるために自宅へいったん戻り、別のドレスに着替えて再び式場へ向かった。

赤いペンキを投げつけられる前の花嫁の姿

投げつけられた後の花嫁の姿

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さらに家族からの嫌がらせが続く

 とんでもないアクシデントが起こったものの、2人の愛は本物だった。参列者はむしろ二人を応援し、結婚を止める者は誰もいない。

 結婚式を無事終えることができた。

 だが信じられないことに、男性の家族は再び2人を陥れようと次の計画を実行した。

 男性の両親は2人が写真撮影に行く場所を知ると、「そこで薬物の取引が行われるかもしれない。新郎の男が薬物を所持しているかも」と警察に匿名で通報したのだ。

 通報を受けた警察が結婚式に現れ、招待客を調べた。新郎は手錠をかけられそうになったが容疑が晴れて逮捕に至らず、警察はすぐに立ち去った。

 しかし、今度は新郎新婦が新婚旅行に出発する直前、新郎の家族が彼のパスポートとビザを隠したという。

 さらに2人の旅行を台無しにするため、なんと新郎の家族はその旅行会社まで買収しようとしたようだ。だがそれはうまくいかず、新郎新婦は無事に新婚旅行に出かけることができた。

男性の家族に地域住民らが怒り

 この嫌がらせキャンペーンを知った男性の地元住民らは怒り、男性の家族の自宅に卵を投げつけたそうだ。

 特に男性の母親は街中の嫌われ者として伝えられている。

 その後、男性の両親は友人たちからこの件の質問攻めにあったが、すべてを否定したということだ。

 このニュースがRedditでシェアされると多くのユーザーが衝撃を受け、どうしてそこまでするのか理解できないという声が多数寄せられた。

 また、新郎新婦に同情し、遠くへ引っ越すか安全に保護されることを願う声もあがった。

 ときに、現実ではドラマのような出来事が起こり、それはドラマ以上の展開を見せるものだ。

 この件には、多くのSNSユーザーから今後の2人の幸せと無事を願う声が相次いでいる。

References:Groom’s ‘unhinged’ mom hired goons to throw red paint at bride as she walked down the aisle — and she didn’t stop there / written by Scarlet / edited by parumo

追記(2024/03/06)誤字を訂正して再送します。

 
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結婚式を阻止したい新郎の母親、新婦のドレスに赤いペンキを投げつける