ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督の去就に注目が集まっている。6日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。

 現在44歳のデ・ゼルビ監督は2022年9月にブライトン指揮官に就任すると、昨シーズンのプレミアリーグを18勝8分12敗の6位で終え、クラブ史上初となる欧州大会の出場権獲得へと導いた。今シーズンは負傷者が続出していることから、プレミアリーグでは第27節終了時点で10勝9分け8敗の9位となっている一方、初挑戦のヨーロッパリーグ(EL)ではグループBを首位で突破し、決勝トーナメント1回戦進出を果たしている。

 ブライトンとの現行契約は2026年6月30日までとなっているデ・ゼルビ監督だが、その手腕が高く評価されていることから、リヴァプールマンチェスター・ユナイテッドバルセロナなど、多くのクラブから関心が寄せられている。

 そこで去就には注目が集まっているが、ブライトンは2022年9月にグレアム・ポッター前監督がチェルシーに引き抜かれた時と同様に、デ・ゼルビ監督にも契約解除条項を設定しているようだ。

 報道によると、ポッター前監督とそのスタッフらがチェルシーに引き抜かれた際にブライトン2150万ポンド(約41億円)を受け取ったが、デ・ゼルビ監督には1280万ポンド(約24億円)ほどの解除条項を設定しているという。

 なお、現時点でどのクラブからも正式なアプローチは受けていないものの、デ・ゼルビ監督を引き抜くためにはそれなりの金額をブライトンにも支払う必要があるようだが、果たしてこれを支払って同監督を招へいするクラブは現れるのだろうか。

去就に注目が集まっているデ・ゼルビ監督 [写真]=Getty Images