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現在、外国人観光客インバウンド需要を狙った飲食店の価格が高騰中だ。2月、東京・豊洲に大型商業施設「豊洲 千客万来」が開業し、そこで1万8000円のうに丼などが売られていることが知れ渡るとSNSでは「インバウン丼」という言葉が広まった。

そういった状況に対して3月4日、俳優の梅沢富美男(73)が『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で苦言を呈した。インバウンド需要に伴った高額なメニューが急増していることについて「日本のお客さんは食べに行かないと思うよ」と言うと、梅沢は「函館のいつも行っているお店なんだ。この間、函館でお仕事があったんで、夜に食べに行ったのね。そうしたらカニが6万5000円だって。いままで3000円で食えていた海鮮丼が8000円だ」と自身の“インバウン丼エピソード”を語った。

さらに梅沢は「最後に言ってやったね。『お前ら、いい加減にしろよ』『いままでこのお店を愛してくれたお客さんがビックリしてるよ、2度と来ないよ。そのうちにしっぺ返しがくるからな』って」とお店に対して息巻いたことも明かした。

インバウン丼現象を批判し、怒りを露わにした梅沢。そんな梅沢に対して、反論した人物がーー。それはホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(51)だ。堀江氏は6日、梅沢の発言を紹介するネット記事をXで紹介すると《それくらい気前よく払ってあげりゃいいのにな。ケチくさいな》とポスト。さらにその後、YouTubeに動画をアップした。

動画内で堀江氏は、梅沢がインバウンド価格を批判したことについて再び触れると「『もう2度と行かねえ』みたいなこと言ってましたけど、『別に来なくていいよ』って僕も思います」と切り捨てた。

海鮮丼の価格についても思うことがあるようだ。「正直、海鮮丼の価格ってこれまで安すぎたと思うんすよね。 ロシア産のダンピング価格の毛ガニとかイクラとかウニとか、そういったものがロシアの戦争とかあって一時的に入ってこなくなっちゃったりとか、不良なんかもあったりとかするんだけど。要は漁師が安くないと売れないから、市場で、市場価格が上がっていかないから、たくさん獲って薄利多売で、みたいなことやってたから、乱獲になって不良になっちゃうわけですよ」と述べ、こう話した。

「流通網が発達して、本当安い回転寿司とかですね、あんなとこ、あんな値段で食えるわけがねえんだよ。 だから、要はあんな値段で売っているから不良になるし、それに慣れきっちゃっているから梅沢富美男さんみたいなことになっちゃうわけですよ。もともとの価格が異常だったってことを気づいた方がいい。

というわけでですね、海鮮丼の価格が8000円になるのは、全然僕は『だったら嫌なら食うな』って話じゃないですか。他のものが別にね、飢えるほどなわけじゃないんだから、他に安い食材なんかいくらでもあるんだから、別に海鮮丼食わなくたっていいわけですよ」

堀江氏は「日本人には安くしないと売れねえから大量に獲ってっていうことのもう悪循環、悪循環、悪循環ですよ。だから、インバウンド価格で高くなることはもう本当、大いに結構でございますよ」ともいい、「梅沢富美男さんみたいな意見が出てきて、これに賛同するやつが出てきたりとかして、値上げし辛くなっちゃったりとかするんだけど、安すぎます、正直。日本って例えばラーメンが1000円以下で食べられるとか、狂気の沙汰ですよ。労働基準法守ってちゃんとやったら『お前そんなことなかなかできないよね』っていう話でございますよ、本当に」と発言。

そして、「ということで、インバウンド価格大いに結構。梅沢富美男さんの考え方は僕は間違ってると思います」と結んだ。堀江氏の主張を梅沢はどう捉えるだろうか?