おいしくて彩りのいいかまぼこですが、使い切れずに余ってしまうこともあるでしょう。

しかし、生ものなので冷蔵庫ではあまり日持ちしません。できるだけ長く保存したい場合は、『冷凍保存』がおすすめです。上手な冷凍方法や解凍方法を詳しく紹介します。

かまぼこをおいしく長持ちさせる方法

かまぼこは旨みが出るため、うどんや茶碗蒸しなどさまざま料理で活躍します。また、彩り鮮やかで華やかな印象を与えるため、縁起物としてお祝い事にも活躍する食材です。

かまぼこの保存方法について詳しく解説しているのは、耐熱ガラス食器の老舗メーカーのiwaki(イワキ)の公式サイトです。それでは、かまぼこを保存する際のポイントを手順に沿って紹介します。

板を取り外す

かまぼこの場合、板が付いたままだと冷凍ムラができやすくなるので、冷凍前に取り外しておきましょう。

かまぼこと板の間に包丁を入れて板に沿うように水平に滑らせていくと、きれいにはがすことができます。使用する包丁とまな板は、雑菌の付着を防ぐために熱湯をかけて消毒しましょう。

個別包装されている笹かまぼこちくわなどを冷凍する場合は、開封してから冷凍します。

使いやすいサイズにカットする

あらかじめ料理で使いやすいサイズに切っておくと、解凍後すぐに調理に使えて便利です。

かまぼこは凍ったままでも簡単に切れるので、事前に切っておく際には、いろんな料理に使える使い勝手のいい形にカットするのがポイントです。

薄くスライスすると冷凍時間を短縮できますが、かまぼこに空洞ができる『す』によって味が染みにくくなります。あえて大きめにカットして冷凍し、使う時にお好みの大きさに切るのもおすすめです。

ラップで包む

カットしたかまぼこは、ラップでしっかりと包んで空気に触れないようにしましょう。小分けにして包んでおくと、必要なぶんだけ取り出せて便利です。

小分けにする場合、1枚ずつ包むか何枚か横並びにして重ならないように包むと、冷凍時間が短縮できます。

急速冷凍する

冷凍にかかる時間が長いと食感が悪くなってしまいます。できるだけ早く冷凍するには、金属トレーに薄くカットしたかまぼこを重ならないように並べましょう。冷蔵庫に急速冷凍機能が付いている場合は活用するといいですね。

急速冷凍したかまぼこは保存容器に入れて、冷凍庫で保存しましょう。保存期間は約1か月が目安です。

イワキの公式サイトでは、冷凍したかまぼこの解凍方法も紹介しています。

冷凍したかまぼこの解凍は、冷蔵庫に移して解凍するのがおすすめです。時間がない場合は電子レンジの解凍モードを活用しても問題ありませんが、一度解凍したかまぼこは水っぽさがあり風味が落ちる恐れがあります。

できるだけ風味を残したい場合は、凍ったまま炒めたり煮たりして調理しましょう。

イワキ ーより引用

かまぼこだけでなく笹かまぼこでも、凍ったまま調理すると冷凍前と変わらずおいしく食べられるそうですよ。

かまぼこが余ってしまった時は冷凍保存しましょう。小分けして適切な方法で保存しておけば、必要な時に必要なぶんだけ取り出せて便利です。


[文・構成/grape編集部]

出典
イワキ
※写真はイメージ